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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
はあはあ。「なははのはあ」さんです。
 
なははのはあ

陸奥の国の東通村などにつたわるもので、
夜おそくになってみんなが寝静まってる頃に「なははのはあ」という語尾をつけて
何回も名前を呼んで来たと言います。「きつねっこ」(きつね)達がやってたそうです。


主に、若い女のひとの名前を呼びに来たそうで、

たとえば、

おしまというかわいい女の子のいた家には夜になると

「おしまこやーい、なははのはあ、おしまこやーい、なははのはあ」

と呼びかけて来たという具合。


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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
『Poil de carotte』は読めません。「にんじん」さんです。
 
にんじん

対馬の国の巌原などにつたわってるもの。

夜になるとこれが入った悪い血が身体のなかをまわってるので、
つめを切ったりしちゃいけないと言われてたそうです。


からだの中をめぐってるという点などが共通しだすことから
にんじんむし」(人神虫)と同じようなものと考えられます。
なのでこっちも漢字で書くと「人神」かも知れません。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
きょう吹く風。「おさよならい」さんです。
 

川崎に伝わるもので、1月23日に吹くならい(北風)のこと。

むかし、おさよという女のひとがこの日に漁に出て、
三浦の沖でならいに吹かれておぼれ死んでしまったことから、
「おさよならい」と呼ばれるようになったと言われてます。


これが吹いて来る日は家の軒下に目篭(めかご)を下げて、
外に出ず家にとじこもってたと言います。
(関東一円にある「ひとつめこぞう」や「みかりばあさん」といった妖怪や
伊豆の島々につたわる特定の日にやってくる妖怪や神様に少し近いようです)

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぐるっとまきまき。「はちまきいし」さんです。
 
はちまきいし 鉢巻石

越後の国の布部村などにつたわってたもの。

野原や河原などに転がってる、
はちまきをしめたみたいな模様の入ってる石を拾って帰ったりすると、
ひどい頭痛になってしまうというもの。


頭痛鉢巻からの連想なのでしょうかね?

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
山でみーたらこわいものー。「ゆきおに」さんです。
 
ゆきおに

甲斐の国、巨摩郡の西山村につたわるもの。
山の神様のおつかいで、ねずみに似た山犬のような姿をしてるといいます。

猟師はこれが出るとそっちへは行かなかったようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ただひとつものごみは許さじ。「ふんじけぇのぬまのぬし」さんです。
 
ふんじけぇのぬまのぬし ふんじけぇの沼の主

陸奥の国は東通村の下川代にある
「ふんじけぇの沼」に住んでる主で、
おんなの姿をしてると言われてます。

大変きれいずきな性格なだそうで、
雨が降ってこの沼に葉っぱや枝やごみが流れて来て
水面に浮かんでたりしても、次の日にはきれいさっぱり
ひとつも残らず無くなってたと言います。


「おなごは入るな」と言われてて、女のひとがこの沼の水に入ることは
主が怒るから、ということでかたく避けられてたそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
天下一のおしゃべり。「おしゃぐちさま」さんです。
 
おしゃぐちさま お社口様

かみさまのひとりで、「さるたひこ」(猿田比古)に
くっついて歩いてるという女神。
漢字は「お社口様」と書いたりするそうです。

とんでもなくおしやべりがだいすきで、
そっちこっちいろんなところでしゃべりまわってるせいで、
いつも「さるたひこ」の一行とは離れちゃって、
宿につくのが3日くらい遅くなっちゃうんだトカ。



「しゃぐじん」や「みしゃぐち」の転訛したものの一ッ。
三河の国の秦梨などいくつか伝わってます。


本日の「和漢 百魅缶」へのアップは
 MPがたりません。「ゆうぜんぶち」さんです。
 
ゆうぜんぶち 宥然淵

羽後の国の西明寺村にある淵で、
むかし宥然(ゆうぜん)というお坊さまが、
山から山へと飛行(ひぎょう)しようと跳び切ったところ、
失敗して途中でここに墜落して沈んでしまったといいます。

山の岩には手や足のあとが残ってたり、
この淵の水底には宥然が背負ってた琵琶が
石のようになって沈んでると言われてました。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
名のきこえたる。「かきのきさま」さんです。
 
かきのきさま 柿木様

下野の国の都賀郡、絹村にある高崎神社の近くに生えてた柿の木で、
この木に竹筒をおそなえすると耳の病気が治るとか、
木の下の土を疣(いぼ)にぬると治るなどと言われてました。

願掛けをきいてくれるありがたい柿の木なので、
この木の実を採って食べちゃいけない、などとも言われてたそうです。



榎戸貞治郎が『民間伝承』に寄せてる報告によると、
大正10年ころ、神社の本殿の位置をすこしさげる工事にかかったところ
この柿木様の枝が屋根にあたっちゃうのでなんとかならないか、と
問題になって村のひとたちが「どうしたものか」と困ったそうですが、
数日後には、柿木様の屋根にあたりそうだった枝がぜんぶ
そろって上向きに延び進んでて、枝を伐らずにすんだ、
――というふしぎもあったそうです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ニンゲンメニノボレ。「かぜぶれ」さんです。

かぜぶれ 風ぶれ

伊予の国の越智郡、椋名につたわる、
道をあるいてるときに急に寒気がして病気になったりしてしまうというもの。

それを「風ぶれがのぼる」などと言ってました。


風ぶれがのぼっちゃったひとは、家に入る前に家のひとから、
箕(み)の中に杓子、すりこ木、火ばし、庖丁、を入れて
「伊勢のとろだの神風にあびらうんけんそわか」と唱えながら、
さびってあげる(お米とかをふる時みたいにばさばさ揺すること)と
落ちるとされてました。




かせぶら」は、この「かぜぶれ」などの仲間の一ッかも知れません。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぴかぴかフィッシュ。「うおび」さんです。

うおび 魚火

海に出るふしぎな怪火で、年をへたさかなが光ってるもの。

『塩尻』には「年経て陰火を得たる魚などの游(およぐ)にてあるべし 狐の尾に陰火を燃すとおなじ」
などといった説が書かれてて、海に出てくる怪火の代表、「りゅうとう」(竜燈)は
こういったようなものだとも考えられたりしてたようです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
巣んでます。「こまたのおやすぎ」さんです。

こまたのおやすぎ 小又の親杉

羽後の国は河辺郡、岩見三内村にあったへんなかたちの杉の老木。
「やまねこ」とか「てんぐ」がこの木を巣にしてるなどと言われてて、
むかし村人たちは誰も近寄ろうとはしなかったんだトカ。


天狗が巣にしてるから、近寄ったり、伐ったりしちゃだめだよ!
と言われてた木は、各地にいっぱいあって、
羽後あたりでも、「てんぐごもりの木」とか呼んでたみたいです。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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