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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ミリオネアめおと。「がじゃがじゃ」さんです。

がじゃがじゃ 金じゃ金じゃ

芸州の蒲刈に伝わるもので、真夜中になると
金と銀の御幣(ごへい)を振り回しながら
「がじゃがじゃがじゃがじゃ」と声をたてて
家の中を大きな音を立てながら走り回ったりしたというおばけ。


実は、ものすごい大金持ちだったじいさまとばあさまの霊で、
自分たちが死んだあと、埋めたままになってしまってる大金のありかを知らせたいため、
死後空き家になってしまった自分の家に出てたというもの。

「がじゃがじゃ」(金じゃ金じゃ)とアピールしつつ出てたわけですが
みんなその「がじゃがじゃ」を怖い叫び声だと思ってたという裏目の結果に。


かねのばけもの」などに近いおはなしです。
 

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ダブルニッポニア。「にとうかく」さんです。

にとうかく 二頭鶴

ピョコ、ピョコと、あたまが2本も生えてるという
ふしぎな鶴(つる) さんです。

「二頭鶴」ってのは、
自然にありえないもの、稀にあるめずらしいもの、という意味で
文章につかわれたりもしたようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぷちゅぷちゅ。「たこのたたり」さんです。

たこのたたり 蛸の祟


佐渡に伝わるもの。

むかし、お産にとりかかってもなかなか子供が出てこなくて
2日間もウンウン難儀するという事態が起こったので、
家族がありがたやさん(うらないのひと)に頼んでみたところ、
「たこを供養してやれば産まれる」というお告げが出たので、
たこの供養をしてみたら、赤ちゃんがツルッと生まれたと言います。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
オーラルスネーク。「へびじた」さんです。

へびじた 蛇舌

へびのようにニョロニョロと舌がうごきまわるというもの。

イラストに描いたような長さってのはチョイと誇張で、
「ろくろっくび」ほどはニューーーと伸びないようです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
キップかってね。「きしゃのかいそう」さんです。

きしゃのかいそう 汽車の怪僧

大正のはじめごろ、
周防の国の下松駅に現われたことがあったというもの。

ぼろぼろな着物を着たきたないお坊さんで、

「銭がないので、無賃で汽車に乗せておくれ」

と駅員に話しかけて来たので、

「そんなのはいかん」

とおことわり。何度たのんでも駅員が首をたてにふらないので、

「では乗らぬ、そのかわり汽車も動かぬぞ」

と言い捨ててお坊さんはいなくなってしまったそうですが、
その後、汽車が発進しなくなってしまい、駅員たちはびっくり困ったトカ。



瓜をわけてあげなかったら
瓜をぜんぶとられてしまった徐光の話や、
弘法大師にいじわるしたら、芋が石になったとか、
しぶい柿しかとれなくなったとか、井戸が涸れた、といった話に近いもので、
道具立てがモダンになったものでござるな。しゅぽっぽー。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
『因果物語』のなかからほえほえ。「あんりゅうじくじら」さんです。

あんりゅうじくじら 安隆寺鯨

むかし、最上川の河口あたりに流れ着いたというくじらで、
背中には大きく「安隆寺」という字がありました。

何年も前、旅先で船から落ちて行方不明になった
安隆寺の悪徳僧侶がくじらの姿にされたのだろうと言われ、
誰も肉やあぶらを採ったりしなかったソウナ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
松の木ゴロギュル。「はっとさん」です。

はっとさん

大和の国に伝わるもので、道のちかくの松の木などに
これがまつられてるところがあります。

そのまわりに生えてる草などをとったりすると、
お腹が急に痛くなったりするなどのばちがあたると言われてました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ワタシハ環境音デス。「たるいわ」さんです。

たるいわ 樽岩

美作の国の阿波村にある山・大ヶ山にあるというふしぎな岩。
耳をちかづけると樽(たる)で水をザーとこぼす
みたいな音がしてきたと言います。

音がしてくる岩は割りと多いのですが
「樽で水こぼす音」というこまかい描写があるあたり
なんかすごいような気がしますぞ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
アクロバティックばばあ(?)。「もんどりばあさま」です。

もんどりばあさま もんどり婆様

下野の国の百村にある東福寺というお寺のあたりに出たという妖怪。
お婆さんの姿をしてるようですが、あまり詳しいことは知れてません。



『那須山麓の民俗』という資料には
「憑き物」という項目の中に、「これは人間の妖怪で、憑いたりしない」
っていう「これは例外です」みたいな登場の仕方をして載ってます。

――実際どういうのなのかが載ってないので
ほかの報告も目下捜査中。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おさん狐シリーズ、「はぶのおさん」さんです。

はぶのおさん 土生のおさん

和泉の国の土生(はぶ)あたりに出てたという化けぎつね。
よくひとびとを化かしては面白がってたと言います。
 

各地に「おさん」という呼び名のついてる狐さんがおりまして
こちらさんもそのいっぴきであります。こんこん


和泉の国や河内の国あたりでの狐と狸の化けパワー勢力は
あちらで「狐のせい」というはなしがあれば
向こうで「狸のしわざ」といわれるのがある感じで
じりじり拮抗してる、って感じの分布な印象。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ジャストアモーメント。「かんぼういぎのばけもの」さんです。

かんぼういぎのばけもの かんぼういぎの化物

甑島のかんぼういぎという場所に出たというおばけ。

むかし、薪を求めてあがってきた漁師たちが
このあたりを歩いてると、死体が転がっててびっくり。

急いで舟に戻ったところ、おそろしげな女が岸壁で
「待てー」と叫んでたんだトカ。


船乗りさんたちが、どこかに上陸したり停泊したりして
あやしい女の妖怪からききいっぱつ、逃げ切る、というのはいくつか確認されていて、
だいとうがはなのばけもの」や「だきのばけもの」などと近いものだす。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ひつがせんのてんぐ」さんです。

ひつがせんのてんぐ 櫃ヶ山の天狗

美作の国の櫃ヶ山にいると言われてた「てんぐ」さま。

夏の土用ごろになると森に
ぴかぴか白いひかりが光ってみえるといわれてて、

「てんぐうさまが羽根を干しゃっさるだ」

などと言われてたそうです。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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