忍者ブログ
氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  
[391]  [392]  [393]  [394]  [395]  [396]  [397]  [398]  [399]  [400]  [401
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
よんもじバリアー。「がっぽうがったい」さんです。

がっぽうがったい

身につけてるものを守ってくれるというふしぎな文字。

むかし、猟師さんが鶴を射落としたのですが、
鶴がまったく傷ひとつなく、ぴんぴん歩き回ってたので、
ふしぎに思ってじっくり見てみたところ、
つばさの下にこのふしぎな文字があったところから、
弓矢やけがよけのための身代わりのお守りとして
使われるようになったんだトカ。

がっぽうがったい

「がっぽうがったい」の文字はこのようなものです。
中につかわれてる合包合台という漢字の一部をおんよみしただけで、
実際の意味などはよくわかっていません。

「じゃっこうじゃっがく」や「さむはらさむはら」ともこの文字は読まれていて、
猟師さんや武士などの間で事故よけや弓矢よけとしてもたれていたほか、
戸川安章の「修験道と民俗」などによると、
第二次世界大戦中には弾よけのお守りとしても使われてたそうです。

PR

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おしっぽナビゲーション。「おおかみのうつぼ」さんです。

おおかみのうつぼ 狼の靭

おおかみが山から下りる正しい道を教えてくれたというもの。

むかし、ある座頭さんが山道で迷子になってしまい、
大きな木の下を一晩の宿として借ります。
そのとき山の神様へお礼として弾いた平曲を山の神様が大感激、
食べ物をご馳走したりしてくれます。

そのあと、山から下りる道を猟師が
「座頭どん、わしの提げてるうつぼの毛につかまってついて来て下され」
と親切に教えてくれたのですが、そのうつぼというのは実は狼のしっぽだったソウナ。

 

靭(うつぼ)は矢を入れておく道具で、獣の毛皮などをつけたりしてありました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ねずみのなすまま。「じんすけのむすめ」さんです。

じんすけのむすめ 甚助の娘

享保のころ、金沢の脇田という武士の屋敷のお長屋に勤めてた女中。
夜ねむってると鼠たちがこの娘のもとに集まって
胸の上にぴょんぴょん登っていくと、夢うつつのまま娘が起き上がって
お長屋中のたんすや長持ちを開けまくり、その中身を
鼠たちにガリガリかじらせてしまったと言います。

いよいよ年の瀬、12月の「和漢百魅缶」はじまりのアップは、
法体ではない場合もありますですじゃ、「うなぎのきゃく」さんです。

うなぎのきゃく 鰻の客

川に住むうなぎのおばけ。

にんげんの姿になって、うなぎをむやみやたらに捕る人間や
流れを汚す人間などの前に現われたりします。

むかし、江戸の小石川に住んでいたうなぎを巣穴から抜きとるのが得意で
いつもたくさんのうなぎを獲ってた料理屋の店主のもとに、
ある日はじめてやって来たお客が

「ただ巣穴で暮らしてるだけの魚を穴釣りなどまでして獲りなさるのはおよしなされ」

と話しかけて来たのですが、店主はそんな意見は右耳から左耳。

次の日、またうなぎを獲りに行くとものすごい巨大なうなぎがとれたのですが、
裂いてみると腹の中から、昨日お客がたべたのとおなじご飯が出て来てびっくりした、
というはなしが、『耳嚢』などにあります。

「うなぎぼうず」(鰻坊主)や「いわなぼうず」(岩魚坊主)などと同様の型のもの。
これで通算3300体となりました、ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
塩化ナトリウム。「いそじお」さんです。

いそじお 磯塩

海に出るという妖怪で、船を襲ってひっくり返してしまう
などと言われてますが、詳しいことはわかってません。

『日本の妖怪大図鑑』(1978)では「磯塩」という用字がつかわれてましたが
かんがえてみると「磯潮」って字のほうがあってるんじゃないかと思ったりなかったり。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
きらきら大漁。「かわてんぐ」さんです。

かわてんぐ 川天狗

上野の国の塩之沢などにつたわるもので、
川の上流からながれてくるというひかる火の玉。

これに向かって魚をとる網(あみ)をバサッと入れると
ものすごくいっぱい魚がかかって来たりするといいます。




普通の「かわてんぐ」(川天狗)とは少し性質が違うので
別立てをしておりますです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
長命のやくそう。「ようしんし」さんです。

ようしんし 養神芝

漢字でかくと「養神芝」とかくもので、
東の海にある祖州(そしゅう)という島に生えてるというふしぎな草。

「不死草」とも呼ばれていて、
飲むと長生きするとか、死んじゃった人にこれをかぶせると
よみがえるとも言われてました。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
化石なのか天然なのか。「しょうがん」さんです。

しょうがん 松岩

大陸によくある、めずらしい、へんな岩石のひとつで、
松毬(まつぼっくり)がそのまま石になったようなかたちをしてるというふしぎな岩石。
がけの中からとか、工事で土を掘ったりした時とか、
まれに地面の中から出て来ることがあるそうな。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
凝固なし。「ろくぶのとうふがま」さんです。

ろくぶのとうふがま 六部の豆腐釜

むかし、上野の国の多野郡の奥名から甲州の方角へでる道で
ある男が旅の六部さんを襲って金を奪い、
豆腐をつくるとき使う釜でこっそり煮殺してしまった、

というはなしに出て来るもの。


男は金持ちになったのですが、
それ以来、豆腐をつくろうとするとどうしても豆腐が固まらなくなってしまったので、
男の家では豆腐をつくらなくなってしまったんだソウナ。


お餅をつくと血が出るので餅を搗かない、といったはなしに近いものです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
幼女型延命貝類。「ふふぎのけや」さんです。

ふふぎのけや ふふぎの貝

庚申のかみさまがもってるという
小さい子供や赤ちゃんみたいなかたちをしてるふしぎな貝です。

「けや」ってのは「貝」のこと。おくにことばずらよ。
 

羽後の国の角館などに伝わっている話では、
庚申講をしていたらそこへ知らない爺さんが「入れてくれ」と訪ねてきたので、
みんなで親切にしてやったところ、この爺さんが
「お礼に今度はわしの家で開いてくだされ、ご馳走をします」と家に招きます。

さっそくお酒がふるまわれましたが、
爺さんが料理を出しに行ったきりなかなか帰ってこないので、
ひとりがソッと隙間から台所をのぞいてみたところ、
その爺さんまな板の上で子供をぶつぶつ切って料理してたのでビックリ。

それをきいてみんな帰ってしまいます。


腰がぬけちゃって立てなくなっちゃったひとりが、
どうしようもなくそのご馳走を食べて帰ったのですが、
このご馳走を食べたその人はその後とても長生きをしたトサ。




庚申を信心していた人々が庚申の神の化身に招待されて、
寿命の延びる食べ物で饗応される話の一ッに出て来るものです。
同様のものに「くけつのかい」などがあります。

また、似たはなしには「しょけら」などがあります。


人間のかたちをしてるってのは、「人参果」とかにも通ずるのかも知れませんが
なんで、この庚申さまの寿命のびる食べ物系は「貝」なのか、ちょぃとふしぎ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
競争社会。「いちじくのせい」さんです。

いちじくのせい 無花果精

信濃の国の更科郡などにつたわるもので、
家にこれを庭木として植えちゃダメだよ!という俗信にまつわるものです。

家の庭に無花果(いちじく)の木を植えると、
その家の主人と木の精が勢いを争いだすと言われてて、
家が没落しやすいとされてました。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
倉庫のおやぶん。「くらのかいぶつ」さんです。

くらのかいぶつ 蔵の怪物

むかし、江戸の本所に住んでた数原宗得(すはらそうとく)という
お医者の家の蔵にやどってたという正体不明のふしぎなもの。

蔵のなかにあるものを出し入れしたいときは必ず、
事前に蔵に言って断りをしないといけないとされてて、
言っておくと次の日にはそれが出してあったと言います。


あるとき、家が火事にみまわれて
家の者みんなが止むを得ずこの蔵の中に避難して一夜を過ごしたところ、
この怪物がどこからともなく姿もみせず

「非常のときであるから許すが、この後は決して入るべからず」

と声をかけて来たソウナ。


これまた、おとといの「柿木の怪虫」、きのうの「彦坂邸の怪獣」などと同様
正体がどういったものなのか確認があいまいなかたがたです。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
妖界東西新聞

妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


最新コメント
[01/24 دکوراسیون منزل]
[11/29 NONAME]
[05/08 100]
[01/13 佐藤]
[01/05 ひょ―せん]
妖怪マガジンYOMIMANDARA
月刊?妖怪マガジンYOMIMANDARA

文車堂版社妖改革宣言

新・妖怪党 部署一覧


 Logo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党




 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党



 Logo:Koorintei Hyousen
 YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
 Design:O-Onigami Georgenomikoto
 2008 新・妖怪党

最新トラックバック
フリーエリア
© 2007-2024 Koorintei Hyousen

本ブログの内容、画像の無断転載、無断転用を禁じます。

忍者ブログ   [PR]