よんもじバリアー。「がっぽうがったい」さんです。
身につけてるものを守ってくれるというふしぎな文字。
むかし、猟師さんが鶴を射落としたのですが、
鶴がまったく傷ひとつなく、ぴんぴん歩き回ってたので、
ふしぎに思ってじっくり見てみたところ、
つばさの下にこのふしぎな文字があったところから、
弓矢やけがよけのための身代わりのお守りとして
使われるようになったんだトカ。

「がっぽうがったい」の文字はこのようなものです。
中につかわれてる合包合台という漢字の一部をおんよみしただけで、
実際の意味などはよくわかっていません。
「じゃっこうじゃっがく」や「さむはらさむはら」ともこの文字は読まれていて、
猟師さんや武士などの間で事故よけや弓矢よけとしてもたれていたほか、
戸川安章の「修験道と民俗」などによると、
第二次世界大戦中には弾よけのお守りとしても使われてたそうです。
法体ではない場合もありますですじゃ、「うなぎのきゃく」さんです。

川に住むうなぎのおばけ。
にんげんの姿になって、うなぎをむやみやたらに捕る人間や
流れを汚す人間などの前に現われたりします。
むかし、江戸の小石川に住んでいたうなぎを巣穴から抜きとるのが得意で
いつもたくさんのうなぎを獲ってた料理屋の店主のもとに、
ある日はじめてやって来たお客が
「ただ巣穴で暮らしてるだけの魚を穴釣りなどまでして獲りなさるのはおよしなされ」
と話しかけて来たのですが、店主はそんな意見は右耳から左耳。
次の日、またうなぎを獲りに行くとものすごい巨大なうなぎがとれたのですが、
裂いてみると腹の中から、昨日お客がたべたのとおなじご飯が出て来てびっくりした、
というはなしが、『耳嚢』などにあります。
「うなぎぼうず」(鰻坊主)や「いわなぼうず」(岩魚坊主)などと同様の型のもの。
幼女型延命貝類。「ふふぎのけや」さんです。
庚申のかみさまがもってるという
小さい子供や赤ちゃんみたいなかたちをしてるふしぎな貝です。
「けや」ってのは「貝」のこと。おくにことばずらよ。
羽後の国の角館などに伝わっている話では、
庚申講をしていたらそこへ知らない爺さんが「入れてくれ」と訪ねてきたので、
みんなで親切にしてやったところ、この爺さんが
「お礼に今度はわしの家で開いてくだされ、ご馳走をします」と家に招きます。
さっそくお酒がふるまわれましたが、
爺さんが料理を出しに行ったきりなかなか帰ってこないので、
ひとりがソッと隙間から台所をのぞいてみたところ、
その爺さんまな板の上で子供をぶつぶつ切って料理してたのでビックリ。
それをきいてみんな帰ってしまいます。
腰がぬけちゃって立てなくなっちゃったひとりが、
どうしようもなくそのご馳走を食べて帰ったのですが、
このご馳走を食べたその人はその後とても長生きをしたトサ。
庚申を信心していた人々が庚申の神の化身に招待されて、
寿命の延びる食べ物で饗応される話の一ッに出て来るものです。
同様のものに「くけつのかい」などがあります。
また、似たはなしには「しょけら」などがあります。
人間のかたちをしてるってのは、「人参果」とかにも通ずるのかも知れませんが
なんで、この庚申さまの寿命のびる食べ物系は「貝」なのか、ちょぃとふしぎ。
倉庫のおやぶん。「くらのかいぶつ」さんです。
むかし、江戸の本所に住んでた数原宗得(すはらそうとく)という
お医者の家の蔵にやどってたという正体不明のふしぎなもの。
蔵のなかにあるものを出し入れしたいときは必ず、
事前に蔵に言って断りをしないといけないとされてて、
言っておくと次の日にはそれが出してあったと言います。
あるとき、家が火事にみまわれて
家の者みんなが止むを得ずこの蔵の中に避難して一夜を過ごしたところ、
この怪物がどこからともなく姿もみせず
「非常のときであるから許すが、この後は決して入るべからず」
と声をかけて来たソウナ。
これまた、おとといの「柿木の怪虫」、きのうの「彦坂邸の怪獣」などと同様
正体がどういったものなのか確認があいまいなかたがたです。
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
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