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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
昨日と同じでなぞ。「ひこさかやしきのかいじゅう」さんです。

ひこさかやしきのかいじゅう 彦坂邸の怪獣

文化3年(1806)、江戸の彦坂忠篤という武士のやしきの
えんのしたから出て来たというふしぎなもの。

頭はいたちのようだけど手足はなく、
蛇みたいに長いすがたをしてて長さは3丈くらいあったといいます。


特に人間を襲ったりとかなんとということはなかったみたいで、
庭に出てぐるぐる動いてただけのようです。

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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
なぞのむし。「かきのきのかいちゅう」さんです。

かきのきのかいちゅう 柿木の怪虫

武蔵の国の今里村の桑原坂にあったお豆腐屋さんの家の
柿の木にある日くっついてたというふしぎな虫。

まるくて細い7寸くらいのしっぽがついてたというもので、
口をぱくぱくさせてたといます。

お豆腐屋さんのむすめが、「なんだこれ」と
ぱくぱくしてる口に指を近づけたらぱくっとかまれたのでびっくり。
木にこすりつけたりふりまわしたりして何とかはずして地面にポイッ。

すぐに近所のひとが集まって来てこの虫をボコボコ殴って殺しちゃいました。



正体不明なまるっこい虫で、『日東本草図纂』には「怪虫」という名で項がたてられてます。
ちゃんとした呼び名は何かあったらしいのですが伝わってません。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
今日はお酉さまの「二の酉」の日でございますから、
やっぱり鳥のシリーズから、「あまどり」さんです。

このしばりは年々過酷になる予定ですぞ。

あまどり 雨鳥

越中の国の大田村などに伝わってるふしぎな鳥で、
これが朝に飛んでると午後が雨、
夕方に出ると翌朝が雨になると言われてました。

つばめにそつくりな姿かたちだそうですが、
あごのところに赤い毛は生えてないんだそうです。ぴゅー。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぱらぱらヒヒーン。「うまぐすり」です。

うまぐすり 馬薬

ふしぎな粉薬で、これをふりかけると
ふりかけたその部分が馬に、
もう一度ふりかけるともとに戻る、というもの。


徳川時代の小噺などにあるもので、
浅草の観音さまが夢の中に出て来てこれのつくりかたを教わったので
早速つくってふりかけてみたら馬になったけど、
それを見たおかみさんが亭主が畜生になっちゃったとびっくり。
事情を話したらおかみさんは、
それなら顔は馬である必要はないから腰から下だけ馬でいい、
と言った、というのが大体共通してる筋。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おにがつえつく」さんです。

おにがつえつく 鬼が杖突く

なまきばし」(生木箸)の類で、
山で弁当をたべたときの箸を折って捨てないと、
おにがそれを拾ってしまって杖にしてしまうと言われていました。

信濃の国の安曇郡につたわるものです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ムーン・ブラインド。「がまのき」さんです。

がまのき 蟆の気

いままできれいに出てた月がパッと空から急に消えてしまって
明かりに困ってしまうというもの。

がまのもくもく吹き出す気で起きてると言われます。

これが起きたあと、何か人間を化かして来たりもするようです。



婦喜用ただふさ『開中笑談』(1832)に書き込まれてる文の中にも
「蝦(がま)は陰中の陰 月は極陰の精 蝦(がま)凝(こっ)て気をはけば
月(つき)光(ひかり)くもる妖怪をなす その術きはまりなし」とかいうのがあって
いちおう、妖怪な表現としてつかわれてます。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
たちきり住宅。「かにのはさみきり」さんです。

かにのはさみきり 蟹の挟切り

陸奥の国の竹館村などにつたわるもので、
生きてる蟹(かに)を家の中で見失ったりすると、
それが家のえんのしたに入り込んで土台をみんなはさみ切り、
家を倒壊させてしまうというもの。

なので、川などで採ってきた蟹は家の外でかならず
焼いたりゆでたりしてから持って入ったと言います。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ぷりぷりいらいら。「おこりまつ」さんです。

おこりまつ 怒松

武蔵の国の守山の出頭山あたりに生えてたという松の木で、
これにさわったりするとたたりがあると言われてました。

(むかしは木の下に、何個か石碑がたってて、
いくさで死んだ武士のおはかだ、等といわれてたそうです)

矢野弦「東京郊外の伝説めぐり」によると、かなりの松の巨木だったそうですが、
当時(昭和5年)にはすでに伐採されてしまっていたトカ。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
漁獲量のはなし。「やどんのケンムン」さんです。

やどんのケンムン 屋鈍のケンムン

奄美の屋鈍(やどん)にいた「ケンムン」です。
むかしこれがこの地に住んでたときは鰹(かつお)がよく捕れたのですが、

ある夜のこと、

このケンムンが屋鈍の人々の家の戸をたたいて
「これから今里に嫁にゆく」と言ってまわって居なくなってしまってからは、
それと同時にこのあたりでは鰹も捕れなくなったと伝えられてます。

いなくなっちゃうと、そこの経済状況が変わっちゃうという点では
「ざしきわらし」のはなしとかに、近いものがアリマスネ。


今野圓輔は『日本怪談集』妖怪篇で、このはなしを引用しながら
「つぎのような話があるから、この場合のケンムンは若い女性であることがわかる」とコメントしてます。

若い(笑)

 

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
南天の木に語りおろう。「なんてんさま」さんです。

なんてんさま 南天様

よくない夢を見たりしたときは、
誰にも聴かれないようにこっそり、南天の木にその夢の中身をしゃべって、
どうぞよくないことが起きませんように、といった願を立てると
わざわいがないと言われてました。


中国地方、近畿地方などを中心に、各地にぱらぱらと
南天の木には、こういう悪い夢をみたあとにする俗信があるようです。


悪い夢を打ち消すためには、このほかに
おまじないをとなえるものもあって、
ほかに「まくらのしたのたまてばこ」、「ねなしかづら」などがあります。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
骨素もりもり! 「ほねをくうねこ」さんです。

ほねをくうねこ 骨喰猫

夜になると墓場にうまってるほねを食べてた
という女のすがたのおばけ。

正体が自分の家の年をへたねこなんじゃないかと察した家の者が
夜中に家の戸をあけたものを斬ったところ、
この女の姿に化けたねこが倒れてたんだソウナ。


備後の国の敷信村などに伝わってるものですニャー。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
うめこみ注意。「かげうえだけ」さんです。

かげうえだけ 影植竹

竹をあたらしく植えるときに、自分の影がうつってる地面を掘って植えると、
その竹に影を植え込んでしまって、そのひとの寿命が盗られちゃうというもの。

(お日様に背中むけて植える穴ほるかたちになるんでしょうかね?)


竹を植えるときにやってはいけない事とされてて、
相模や信濃、甲斐といった地域などを中心につたわるものです。

プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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