キモの中から書付けが!! 「ちょかんし」さんです。

「ちょかんし」とは「豬肝紙」です。
ぶたのキモのパピルスということです。
ぶたのおなかを裂いてみたら、肝の中からふしぎな紙が出て来たというもの。
そこに書かれてる文句は、未来を予言してたと言います。
漢字のお国は、漢字がふるくから堂々としておったダケに
こういう、文字で何かを発信してくるものが割と古くからいたりします。
あるときは、虫に字のかたちのような穴をあけさせたり、
あるときは、動物のせなかとかに字のようなものを生じさせたり、
『雲仙雑記』にある記述によれば、
むかし、ぶたの肝から出て来たある紙には
「煙蒼々明年無糧」という字がしるされていたそうで
(肝のなかに入ってたのに、真新しい見た目だったソウナ)
次の年、実際、この紙がでたあたりの地域は荒廃したんだそうです。
むかしの倭国はビッグだよ。「さんそ」さんです。

今月の和漢百魅缶は、はんぶん「日本」(和)のもの、
はんぶん「大陸」(漢)のもの、一週間ずつ――みたいな構成でお送りしております。
と、いうことで、きょうから月末千穐楽までは
大陸の本の中からまたチョイス!チョイス!チョイス!で突き抜けますぜ。
で、こちらの「さんそ」さん、漢字で書くと「山鼠」なのですが
この「山」の字はダテではなくて、山のように大きな鼠というのがその図体
牛みたいに大きいというねずみなんだトカ。
これは、『梁書』のなかに出て来る記述に出て来るもので
それによると、その生息地は、倭国。
倭国には、これを食べる「だいじゃ」もいる!! と言われてたそうです。
とんでもないね。ワンダー倭国。
サンダガたんぼ。「よめがた」さんです。

5月22日、は、なぜだか知りませんが
「田んぼ」に関するものをアップするという慣例ができてしまったので、
和漢百魅缶では、今年もこういうチョイスになりました次第です。
――おととし、「ちわがいけ」をアップしたのですが、偶然、おんなじような
「じじいばばあいし」がチョイスされたのが去年の5月22日だったので慣例化――
と、いうことで、こちらの「嫁が田」さんですが、
遠江の国の掛川にあった田んぼです。
むかしお嫁にきつく当たってた姑が
真夏日にお嫁にひとりで田植えをさせていたところ、
お嫁が疲れ果てて田んぼで死んでしまい、
その後、その姑も雷の直撃を受けて死んでしまったことから、
こういう呼び名が出来たんだソウナ。
ビッグなイール。「おおうなぎ」さんです。

三河国は宝飯郡の千束(せんぞく)につたわるもので、
おおむかし、ここにあった大きな池の中に住んでたという
ものすごーく巨大なうなぎ。
とおりかかる人間をパクッと食べていましたが、
坂上田村麿(さかのうえのたむらまろ)に退治されたと言います。
坂上田村麿に退治されたことで、
もうパクッと食べられちゃうおそれはのぞかれたのですが、
そのあと、この池の水は毒をもって、飲むひとを苦しめたそうで、
またまた里のひとたちは大困り。
そこで、この池をたくさんの柴でもって埋め立てたので、
そのつかった柴のたばの数から、「千束」という地名が出来たんだソウナ。
九尾の狐は、毒をだす石になりましたが
この大きなうなぎは、毒の池になったワケ。
そのまま。「どうばかりあってかしらのなきもの」さんです。

名前のとおり、あたまは無くって、
胴体だけしかない姿をしてるおばけ。
もう、単純に、「そのかたちでびっくり!」という型の造型で、
古いタイプの小説とか奇談集とかにも割と出て来やすいものです。
リデザインの参考にしたのは大阪の吉文字屋から売り出されてた
『古今百物語』っていう本に出て来たもので、
そちらさんは一ッ目とか頭だけの妖怪たちと一緒に座って描かれてます。
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
Logo:Cyusonzi Ryunosuke
Design:O-Onigami Georgenomikoto
2008 新・妖怪党
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YoukaitoLogo:Cyusonzi Ryunosuke
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2008 新・妖怪党
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2008 新・妖怪党
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2008 新・妖怪党







