氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ももたろうの登場方法。「とうふのへび」さんです。

むかし、堺の寺地町にいたほとけ心の高い豆腐屋さん、
毎日毎日ちかくの寺に自分のつくった豆腐をおさめてたのですが
豆腐屋のおかみさんは、常にタダで豆腐を持っていく亭主に対して
「そんなぜににならないムダなことはやめなさいな」とクドクドチクチク。
豆腐屋さんはそのご異見をかわしかわして
寺へと豆腐をもっていっていたのですが
ある日のこと、寺の住職から「きょうの豆腐はいりませんよ」と言われて
「なんでですか、どうぞ受けてくださいませ」のやりとり。
「ならば、これをごらんなさい」と、住職が
豆腐屋さんのもってきた豆腐を包丁で割ってみると
アラ! なかから蛇がにょろりんこ。
おかみさんのイヤ!ムダ!――の念が蛇にかわって
豆腐の中に生まれていたんだトカ。
こんなことがあって以来、豆腐屋のおかみさんは
自分を恥じて、文句をたれなくなったそうな。ふーん。
ももたろうの登場方法。「とうふのへび」さんです。

むかし、堺の寺地町にいたほとけ心の高い豆腐屋さん、
毎日毎日ちかくの寺に自分のつくった豆腐をおさめてたのですが
豆腐屋のおかみさんは、常にタダで豆腐を持っていく亭主に対して
「そんなぜににならないムダなことはやめなさいな」とクドクドチクチク。
豆腐屋さんはそのご異見をかわしかわして
寺へと豆腐をもっていっていたのですが
ある日のこと、寺の住職から「きょうの豆腐はいりませんよ」と言われて
「なんでですか、どうぞ受けてくださいませ」のやりとり。
「ならば、これをごらんなさい」と、住職が
豆腐屋さんのもってきた豆腐を包丁で割ってみると
アラ! なかから蛇がにょろりんこ。
おかみさんのイヤ!ムダ!――の念が蛇にかわって
豆腐の中に生まれていたんだトカ。
こんなことがあって以来、豆腐屋のおかみさんは
自分を恥じて、文句をたれなくなったそうな。ふーん。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
苗から育てるマニア。「ひとよすぎ」さんです。

羽後の国は雄勝郡の杉の宮という森林につたわってたという言い伝えで
むかしむかし、一夜のうちに空からおんなじ大きさの杉の木が
ドサーーーーーっと、いちまんぼん近く降り注いできて
あっという間に、杉の大きな林をつくりだしたのじゃ、とかいうもの。
一夜のうちに、という形式は
琵琶湖の部分がへっこんで、
富士山がずぼっと出現した、とかいう話や
前の日に生えてなかったような大木が現われて、
次の日に枯れてた、「覇図樹」などとも言われたりする木の話など、
いろいろあるわけですが、
この話の場合は、そんな促成っぷりよりも、
ぜんぶおんなじような形にまで育った杉の木を落として来た、という点で
なかなかの几帳面野郎な妖怪でございますなー。という点がなんとなく
印象大でございますよ。うん。
苗から育てるマニア。「ひとよすぎ」さんです。

羽後の国は雄勝郡の杉の宮という森林につたわってたという言い伝えで
むかしむかし、一夜のうちに空からおんなじ大きさの杉の木が
ドサーーーーーっと、いちまんぼん近く降り注いできて
あっという間に、杉の大きな林をつくりだしたのじゃ、とかいうもの。
一夜のうちに、という形式は
琵琶湖の部分がへっこんで、
富士山がずぼっと出現した、とかいう話や
前の日に生えてなかったような大木が現われて、
次の日に枯れてた、「覇図樹」などとも言われたりする木の話など、
いろいろあるわけですが、
この話の場合は、そんな促成っぷりよりも、
ぜんぶおんなじような形にまで育った杉の木を落として来た、という点で
なかなかの几帳面野郎な妖怪でございますなー。という点がなんとなく
印象大でございますよ。うん。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ながれながれてオーシャンへ。「くだりへび」さんです。
陸奥の国につたわってるもので、川の上流から
ジャンブラジャンブラと、かまくびもたげた蛇が流れてくるというもので
これを目撃してしまうと、三ヶ月以内に命をパッと奪われてしまうソウナ。
この蛇は、
山で8年間修行をしたという蛇なんだそうで、
これから川をくだって海にゆき、さらに8年修行をすると
晴れて立派に竜神さまになれる、というキャリアな蛇さん。
何年か山にいて、竜みたいなものになるというのは
「ほらぬけ」とかとおんなじ感じなのですが
なんでも、この山から海への移動を人間に見られると
修行が白紙になってしまうということから
命を奪う、なんというパワフルな報復にでるんだそうですが
なかなかのうっかりやさんだと言えばうっかりやさんのような気もしたりしなかったり。
ながれながれてオーシャンへ。「くだりへび」さんです。

陸奥の国につたわってるもので、川の上流から
ジャンブラジャンブラと、かまくびもたげた蛇が流れてくるというもので
これを目撃してしまうと、三ヶ月以内に命をパッと奪われてしまうソウナ。
この蛇は、
山で8年間修行をしたという蛇なんだそうで、
これから川をくだって海にゆき、さらに8年修行をすると
晴れて立派に竜神さまになれる、というキャリアな蛇さん。
何年か山にいて、竜みたいなものになるというのは
「ほらぬけ」とかとおんなじ感じなのですが
なんでも、この山から海への移動を人間に見られると
修行が白紙になってしまうということから
命を奪う、なんというパワフルな報復にでるんだそうですが
なかなかのうっかりやさんだと言えばうっかりやさんのような気もしたりしなかったり。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
訪問の常連。「かんえもんどんのたぬき」さんです。

近江の国は高島郡につたわるもので、ある勘右衛門さんのいえに
やたらと出没していたといういたずら狸どもです。
夜中に「かーーーんえもんどーーん、かんえもんどん」と
家の戸をたたいて、家のものを起こしては楽しんでたようですが
あんまりにもよくこの手を使ってたそうで
回数がかさむにつれて、家のものは「あ、これはまた狸だな」と
大体わかっちゃうぐらいになってしまったソウナ。
なんで勘右衛門どんのいえが好きだったんだろ。
エサでももらってたのかね?
訪問の常連。「かんえもんどんのたぬき」さんです。

近江の国は高島郡につたわるもので、ある勘右衛門さんのいえに
やたらと出没していたといういたずら狸どもです。
夜中に「かーーーんえもんどーーん、かんえもんどん」と
家の戸をたたいて、家のものを起こしては楽しんでたようですが
あんまりにもよくこの手を使ってたそうで
回数がかさむにつれて、家のものは「あ、これはまた狸だな」と
大体わかっちゃうぐらいになってしまったソウナ。
なんで勘右衛門どんのいえが好きだったんだろ。
エサでももらってたのかね?
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ハヤキコトカゼノゴトシ。「にめんはっそくのいじゅう」さんです。
享保7年(1722)に蝦夷のある山がまっぷたつに崩れちゃったときに
見たことがないような獣たちがいっぱい駆けて出て来たそうなのですが
その獣の群れたちのなかで、ひときわ異相をはなってた、というもので
風のようにはやく駆け抜けてどこかに行ってしまったので
「なんだあれは!!」と眺めるのがせいいっぱいだったソウナ。
なにものだったんだろうね。これ。
ハヤキコトカゼノゴトシ。「にめんはっそくのいじゅう」さんです。

享保7年(1722)に蝦夷のある山がまっぷたつに崩れちゃったときに
見たことがないような獣たちがいっぱい駆けて出て来たそうなのですが
その獣の群れたちのなかで、ひときわ異相をはなってた、というもので
風のようにはやく駆け抜けてどこかに行ってしまったので
「なんだあれは!!」と眺めるのがせいいっぱいだったソウナ。
なにものだったんだろうね。これ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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