氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
おめしものにこだわりがあります。「こんがすりのばけもの」さんです。

羽後の国は雄勝郡につたわっているもので
晩くになっても外にいる子供をさらっていってしまうというおばけ。
紺色のかすりの着物をまとっていたのでこの名前があるんだトカ。
(着てるものから名前がついてる所は赤いマントとかに近いね)
寺田伝一郎の「羽後浅舞町近傍見聞記」をめくってみたら
明治32年ごろにこれが話題になって、夜になると村々の道路が
つうこうどめになったりした事が書いてありましたが
その前やその後にどの程度、こちらさんが話題の俎上にあがってたかは
あんまりよくわかりんせんでした。
おめしものにこだわりがあります。「こんがすりのばけもの」さんです。

羽後の国は雄勝郡につたわっているもので
晩くになっても外にいる子供をさらっていってしまうというおばけ。
紺色のかすりの着物をまとっていたのでこの名前があるんだトカ。
(着てるものから名前がついてる所は赤いマントとかに近いね)
寺田伝一郎の「羽後浅舞町近傍見聞記」をめくってみたら
明治32年ごろにこれが話題になって、夜になると村々の道路が
つうこうどめになったりした事が書いてありましたが
その前やその後にどの程度、こちらさんが話題の俎上にあがってたかは
あんまりよくわかりんせんでした。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
もつれもつれてファイアー。「くさかりび」さんです。

播磨の国は飾磨郡の蒲田村にでた、とかいうことが
『世説麒麟談』(1761)という『西播怪談実記』の続編に載ってる火のおばけです。
夜、道のわきにひとつ、ポッと火があらわれたかと思うとこれがヒョロヒョロ。
すると、また別の方角からも、火がポッとあらわれてヒョロヒョロ。
ふたつの火がだんだん近づくと、これがもつれあって回ったりしたんだそうですが
「おやおやなんだい」と見ている間にパッと消えてしまったんだトカ。
(しばらくたつとまた、ポッと出て、向こうにもまたポッと出て、もちゅもちゅ、のくりかえし)
『世説麒麟談』には、村のひとの説として
むかし、草刈りのわらしたちがケンカをしたときに、
あいてを鎌でぶった斬って相打ちしちゃった事があって
それが火になってケンカをつづけてるんだよ、とかいうものを記してますが
「くさかり」という呼び名が先にあって、
それに「草刈童」をくっつけただけのような感じもする説ですナ。
もつれもつれてファイアー。「くさかりび」さんです。

播磨の国は飾磨郡の蒲田村にでた、とかいうことが
『世説麒麟談』(1761)という『西播怪談実記』の続編に載ってる火のおばけです。
夜、道のわきにひとつ、ポッと火があらわれたかと思うとこれがヒョロヒョロ。
すると、また別の方角からも、火がポッとあらわれてヒョロヒョロ。
ふたつの火がだんだん近づくと、これがもつれあって回ったりしたんだそうですが
「おやおやなんだい」と見ている間にパッと消えてしまったんだトカ。
(しばらくたつとまた、ポッと出て、向こうにもまたポッと出て、もちゅもちゅ、のくりかえし)
『世説麒麟談』には、村のひとの説として
むかし、草刈りのわらしたちがケンカをしたときに、
あいてを鎌でぶった斬って相打ちしちゃった事があって
それが火になってケンカをつづけてるんだよ、とかいうものを記してますが
「くさかり」という呼び名が先にあって、
それに「草刈童」をくっつけただけのような感じもする説ですナ。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
ピカッ!さぁ何匹みえました!?「いでん」さんです。
むかし、むかし、ジョワによく似た音のころ
貞和5年(1349)のうるう6月(日付に関しては、5日、3日、25日とまちまち)に
たつみの方といぬゐの方から突然、びかびかっと現われた妖怪な電光がコチラ。
しばらく両方の方角からあたりを光だらけにして
そのうちに消えてしまったということですが
その光の中に異形のものがみえた、という事も言われていて
よくないことの前兆なんじゃないか、と語られたりしたんだそうな。
その様子は「如電」とか「電光」とかだけ書かれていて
対して名前はございませんので、フツーに漢語から引いて「異電」としました。
この絵、古風めかしたニューデザインおばけを一挙にぶちこんだので
まえうしろの組み合わせ構図とかにチョット手間取りましたが、わりとサラッと描けました。
群像だいすき。
ピカッ!さぁ何匹みえました!?「いでん」さんです。

むかし、むかし、ジョワによく似た音のころ
貞和5年(1349)のうるう6月(日付に関しては、5日、3日、25日とまちまち)に
たつみの方といぬゐの方から突然、びかびかっと現われた妖怪な電光がコチラ。
しばらく両方の方角からあたりを光だらけにして
そのうちに消えてしまったということですが
その光の中に異形のものがみえた、という事も言われていて
よくないことの前兆なんじゃないか、と語られたりしたんだそうな。
その様子は「如電」とか「電光」とかだけ書かれていて
対して名前はございませんので、フツーに漢語から引いて「異電」としました。
この絵、古風めかしたニューデザインおばけを一挙にぶちこんだので
まえうしろの組み合わせ構図とかにチョット手間取りましたが、わりとサラッと描けました。
群像だいすき。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
典型的なターゲットはひとり。「ともぞうおるか」さんです。

佐渡につたわるもので、このまえの「女郎魚」につづく、イルカもの。ですが
こちらは「ナカニシヘーイ体操」でおなじみの(ちがう)琉球のおばけ
「ナカニシヘーイ」にちかい感じの語感があるお方、という印象が個人的には大です。
船をギコジャプ走らせていると、海の中から何か(イルカ)が
船に近づいてきて、乗ってるひとに向かって「ともぞうおるかぁぁぁーー」と
叫んでくる、というのがこちらの主なおしごと。
むかし、友蔵という男が、旅の商人の持ってるおかねに目がくらんで
これを船の上にさそいだして殺してザブン。海に捨てて金持ちになった、
という前段階のおはなしがあるのですが、
他にも呼ばれる名前が違うだけで、ほぼおんなじ話がいくつもあるので
ここらへんは、おはなしのひとつの型、という感じです。
典型的なターゲットはひとり。「ともぞうおるか」さんです。

佐渡につたわるもので、このまえの「女郎魚」につづく、イルカもの。ですが
こちらは「ナカニシヘーイ体操」でおなじみの(ちがう)琉球のおばけ
「ナカニシヘーイ」にちかい感じの語感があるお方、という印象が個人的には大です。
船をギコジャプ走らせていると、海の中から何か(イルカ)が
船に近づいてきて、乗ってるひとに向かって「ともぞうおるかぁぁぁーー」と
叫んでくる、というのがこちらの主なおしごと。
むかし、友蔵という男が、旅の商人の持ってるおかねに目がくらんで
これを船の上にさそいだして殺してザブン。海に捨てて金持ちになった、
という前段階のおはなしがあるのですが、
他にも呼ばれる名前が違うだけで、ほぼおんなじ話がいくつもあるので
ここらへんは、おはなしのひとつの型、という感じです。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■ホームページ
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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