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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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先月まで第3金曜日に開催させていただいておりました
青梅の妖怪本舗さんでの席画ワークショップが
今月より第3土曜日に移りましてございます。

と、いうわけで今月の

【氷厘亭氷泉 怪蓆娯然】
(かいせきごぜん)は

11月17日〕開催です☆

ミニ色紙や葉書サイズの和紙などに、
その場でイラストを描きおろして販売させていただきます、

『和漢百魅缶』に収録されてるおばけさん達のリクエストも、
バリバリお受けいたします♪

また、イラストカードには新作(下写真)も加わりました。
お立ち寄りの際は、どうぞ宜しうに☆


yukinokoonsen.jpg 


にちじ■2007年11月17日 AM11:00~PM4:30 ごろ
ばしょ■山口敏太郎の妖怪本舗
青梅市住江町52(キネマ通り)JR青梅駅より徒歩5分くらい

youkaihonpomap.png
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本日は仮名垣魯文シショーのご命日でございますので、
ひょーせんが永らくお勉強しているもうひとつの分野「戯文」を特集してみます☆

こちらは、魯文シショーが創刊した新聞紙 『いろは新聞』の
第1440号(明治17年9月21日)のなかにある記事です。
まぁ、こういうカンジの文章が当時、新聞に載っていた、
というフンイキを味わってくださいませ。

★[]の中身は、原典にあるよみがなです。
もともとは全部にふりがながありますが、とりあえず無塚しいものへダケ附属★



○巷説[うはさ]の彙信[よせぶみ]

道路の流説だの巷閭[こうりょ]の風聞だのとは新聞記者の常套語[もんきりがた]だが
[かう]いふ濶[ひろ]い標題[みだし]を置けば
何事でもツイ一寸[ちょっ]と書込める重宝な思着きサ抔[など]とハ飛だ自製[てまへ]味噌
からいも有れば酸も甘いも五目種[ごもくだね]の椎茸[しひたけ]干瓢[かんぺう]
ごッた煮の鍋のうち孰[どれ]でもお好み撰取[よりどり]みどり
サア御覧[ごらう]じろ御覧じろ

烏森[からすもり]の丸本お俊[まるもとおしゅん][こ]

先日伯父[おじ]さんがお死亡[めでたく]なッた時に
[わたし]も此の土地で新三河[しんみかは]新吉時分から久しく売た名義[なまへ]もあり
[こと]に俳優衆[やくしやしう]も喰飽[たべあ]きて
関取株の力士[おすまふ]とも華麗[はで]な浮名の立[たつ]た身で
[たつ]た一人の伯父の不幸に夜明前の差荷[さしにな]
其様[そん]な吝[けち]な葬式も出せないからと両肌脱[りやうはだぬぎ]の大奮発[おほはりこみ]
大層に金を掛け岩倉様以来復[また]と無い立派な葬礼を出したとやら
ウラ町での噂でござい

サテ其次[そのつぎ]は新富河岸[しんとみがし]での立[たち]ばなし
菊五郎[おとはや]の弟子の登美松[とみまつ]
近来めッきりと芸道の上達デハナイ
服装[みなり]がズット立派に成り洋服拵[ごしら]へも幾通りか
携具[もちもの]
までも吟味を尽して何処[どこ]の茶屋小屋へ入ッても
決して履物へ灸を据られる処[どころ]か下へも置ぬ取扱ひ
[あ]の容態でハ余程[よつぽど]の好貢人[いいみつぎて]があると見へる
ハテ何人[だれ]だらう

其次[そのつぎ]
ハまた新橋日吉町の流行妓[はやりつこ]よし田屋の山登[やまと]
浮名の歌妓[うたひめ]の新聞と新富の音頭舞踊[をどり]このかた頓[にはか]に売出し
日本橋から引越てより土着[はちぬき]の名妓[ねへさん]も及ばぬ程の忙がしさ
今度新富座の忠臣鏡[ちうしんかがみ]の劇場[しばい]にも御座敷筋と自前とで
都合三四度見物したが其の度毎に楽屋中不残[のこらず]へ遣ひ物の鮨[すし]の代が
[いつ]も小十円とは華麗[はで]稼業の芸妓[げいしや]には珍しからぬことながら
名を売る人は兎角[とかく]黄白[ものしろ]のキリ離れが肝腎[かんじん]

サテ終結[どんぢり]ハ些[ち]と怪談見えた寥味[すごみ]な噺[はな]
何でも江戸の真中橋[まんなかばし]辺へ毎夜[よなよな]青い燐火が燃立ち
時計台の家[や]の棟[むね]を飜然[ひらひら]と飛廻ると
近処[きんじよ]の噂を記者ハ笑ッて其様[そん]なことが有るものか
[それ]とも十六日の炎暑[あつさ]に息吹返した蛍殿[ほたるどの]
往来[ゆきき]の人の便利の為に丑満比[うしみつごろ]の刻限を見せる気で
車胤[しやいん]の読書摸擬[もどき]で長短針の在処[ありどころ]
明瞭[はつきり]と照らしたのか但しハ何か仔細らしい話なら探ッた上で又お通知[しらせ]

[も]一ッお増計[まけ]に或人[あるひと]が郵便函を題にして
迂鳴[うなり]たてた都々逸[どどいつ]


  入れりゃ直[すぐ]いく新聞投書
            やれば出すのが記者の役



★補注
【岩倉様】岩倉具視。【黄白】おかねのコト。【
車胤】蛍の光りで勉強をした例の偉人。


★色んな街の噂情報をずらーーーっと並べ立てたこちらの記事。
普通だったら細かく見出しがついて、1個1個掲載される形が普通なのですが
なぜか、ひとつの見出しの中にゴチャっと詰め込まれています(笑)

かいつまんでみると、芸者さんや歌舞伎役者さんの噂+不思議なおばけの話題で、
魯文シショーなどの戯作者出身の新聞屋さん達がターゲットにしていた
ごひいき筋の好む材料がおのずと見えて参りまスネ。

明治になっても、おおよそ20~30年代ころまでは
こういった傾向の記事主体の新聞が、一般の街のひとびとに好まれていたようです。

先週、某武器好き怪人サンとの会話中に発生したガラガラヘビがガラクタを拾ってるガラ」という
シャツのデザインを早速作って、先々日おろかにも自ら着たりしたのですが(笑)

毎度以上の脱力ぶりだった+余り細かく観る人も居なかったであろうので、
その全貌を、ここにアップしておきます。

garagara.gif

bankansan.gifガラガラヘビが道端(テキサスあたり??)で
ガラクタをまさに拾っているシーン。
ちなみに、背中のしょいカゴの中身の文字列は、
どうせならという事で「ガラクタ以外のガラづくし」をやってのけました。

 (いちばん字が細かくてつぶれているのは「細川ガラシャ」)

また背面には、こんなかんじの文字も入れました。→→→

 (「晩閑散」の字義は、ぐーぐるなどで引くと
  本日現在は、首位に検索されたりします(苦笑))


あまりにも急ごしらえで製作したので
文字まわりは全部ありあわせで造ったのですが
それなりに面白く出来たのでよかったです。


bbb.jpg氷厘亭氷泉は、手近に余白のある紙があると
つねになにかをチョコチョコと描きつらねております。
ほとんど、無意識か意識不明に近い状態で描いているので

(旧知の一名、丸亭羅次郎曰く
 「黙って画ぇ描いてるとき、いつも同じ顔してる」 とのコト)

線の強弱肥痩、色面の豪淡黒白は、ややボヤついていますが
たまに、へんなものが生まれたりもします。

……と、申しますより、ひょーせんの描き出している
ちッちゃいキャラの約3分の2くらいのキャラデザインは

ほとんど、そういったボンヤリらくがきタイムに生じています。


この前の【氷厘亭氷泉 怪蓆娯然】にても
短冊を描き終わったあと、
お昼どきに多少、手に火間(笑)が出来たので

「筆と硯とがネトネトガチガチに乾燥しないように」
という、理由をつけてガーーーッと大量に描いたりしておりました(笑)

本日あげましたのは、その「ネトネトガチガチ対策」の時の1葉に描いた「バッ○マン」でございます。


似てないにもほどがある!

先の金曜日こと10月19日にまたまた青梅で開催させていただきました 

【氷厘亭氷泉 怪蓆娯然】
(かいせきごぜん) の

ご報告を、またまたチョロっとさせていただきます。kaisekigozen00-5.jpg

今回は、招き看板(コルクボード)にプラスして
あらたに製造されたオリジナルおばけ
「かりは」のぬいぐるみが
看板役になっておりました☆

本当は9月の時にも、看板役として
出張る予定だったのですが
前回は少々時間が足りなくて……(苦笑)

今回が皆様の御前へ
初お目見えとなりました次第であります☆

ぺこり。


今月はこの【怪蓆娯然】イベントの前後に
いろいろと事が累なってあたふたしておりましたので
書き下ろしの短冊2本は
当日、現場の設営が出来た後、
机の上で下書き~骨描き~彩色までこなして完成させました。

kaisekigozen00-7.jpg  ――上の短冊は
  「狸怪在山寺 啖囓旨饅頭
   (たぬきさんじにあり 
    くらうまんじゅうあまし)

  「化け狸」さんがお寺の堂宇に
  化け這入って
  蓮花の下にお供えしてあった
  お饅頭を、パクっとかじっている
  姿を描いたもので
  丸い窓で画面を構成したのは
  画狂人や暁斎センセイの
  「茂林寺の狸」の画を
  意識しています。

――下の短冊は、「大入道渡河」(おおにゅうどう かわをわたる)

身長膨大な「大入道」さんが転ばぬ先の杖を片手に、河をジャボジャボ渡っているのを描いたもので
写真版には収まりきれていませんが、下の方には、「大入道」の下がった帯に喰らいついている
フィッシュボーンが描き込まれております♪

今回は、某所でよくおしゃべりを繰り広げております怪人さん数名が
わざわざ遠路を駈け抜けお越しくださるなど、
以前より、また一層増しての盛況ぶりでございました。(平伏)


来月は、第3土曜日に開催されます予定でございます☆
どうぞご寸暇ございましたらば、ご来駕のほど、願い上げたてまつりまする。



繁机につき、少し間が空いてしまいましたが
先月の21日に青梅で開催させていただきました

【氷厘亭氷泉 怪蓆娯然】(かいせきごぜん) の

様子を写真版を混ぜ込みましてご報告☆
怪蓆娯然 招き看板
【怪蓆娯然】の招き看板(コルクボードに貼付け)と、
前日に描き下ろした短冊2品とが表看板。

 ――左側の短冊は
 「大江山買出
 (おおえやまかいだし)

 「鬼」さんがネギやらお肉やら
 晩の宴の肴の材料を買い込んで来た様子の画。
 月の色がいいかんじに仕上がりました。

 ――右側の短冊は
 「狐仙冠鬼骨拾穐
 (こせんかむる きこつしゅうしゅう)
 
 「化け狐」さんが頭蓋骨を頭にかぶって
 これを、うまーーーく落とさぬように
 化け術の修行をしてる図ですが
 すこし、頑張り過ぎなご様子で、ガイコツが三ッ。
 31のトリプルアイスみたいになってます。

 右下のほうに、少しみえづらいですがイラストカードの束もございます。


ちなみに、会場となりました「妖怪本舗」のありかは以下のごとし。

妖怪本舗まっぷ
ほぼ、いっぽんみちでございますのでお立ち寄りの際は
「野槌」どんに吸い込まれたりしない限り迷わないと思います♪

からかさおばけ と えびなまず揮毫色紙いろいろ














 ひょーせんオリジナルおばけ「えびなまず」と
 妖怪本舗の看板妖怪(?)
 「からかさおばけ」さんのツーショット。バシャ☆
 右上は、会場で即筆された色紙いろいろ。


学校がえりの小学生がお店の中をのぞいていってくれたりもしました。
さきほどの色紙のイラストの中では、「河童」や「化け狸」
アイスをかじってる「海坊主」さんなどが人気を博しておりました☆

ひのたまのおもちゃ
「妖怪本舗」の中には
いろいろな妖怪グッズや
書籍をはじめ

←こういったカンジの
駄菓子屋さんグッズも
陳列されております。

高峰和才シショーのような
博士が驚いてる
パッケージが妙に
ひょーせんの物欲しゴコロを
刺戟しておりました。


今月も、第3金曜日に開催予定でございますが、
それ以後は開催日時が変更となる場合がございます。(ぺこり)

今週の金曜日〔9月21日

青梅の妖怪本舗さんの軒楹をお借りしまして、
氷厘亭氷泉の席画ワークショップ

【氷厘亭氷泉 怪蓆娯然】(かいせきごぜん)を開催させて頂きます☆

ミニ色紙や葉書サイズの和紙などに、
その場でイラストを描きおろして販売させていただきます、

もちろん、『和漢百魅缶』に収録されてるおばけさん達のリクエストも、
ジャンスカお受けいたします♪

新しく描き下ろした妖怪さんたッぷりイラストも
ポストカードサイズにして販売いたしますので
お立ち寄りの際は、どうぞ宜しうに☆


うんでろ怪宮御参りの図 


にちじ■2007年9月21日 AM11:00~PM4:30 ごろ
ばしょ■山口敏太郎の妖怪本舗
青梅市住江町52(キネマ通り)JR青梅駅より徒歩5分くらい
松山幸吉先生著

『きゃうと』

全弐冊 紙数凡六百頁 最上和紙 名所古跡図画四十余枚挿入(諸名家筆) 着色木版
製本寸法竪六寸横四寸 優美なる和風 正価金八拾銭市外逓送料金六銭


(名所と美術の案内)

●本書は京都名所(江州及び丹波等之名勝も添ふ)本邦美術(京都神社仏閣に蔵する什宝を記し東洋一般の美術に及ぶ)を内外人に指示するに在り

●本書〔第一編〕には京都史。皇居史。美術史。を掲げ〔第二編〕には京都市内及び近傍の名所〔第三編〕には遠方の名所〔第四編〕には絵画。彫刻。漆髹。陶器等の沿革由来を示し次に各美術家の伝を記したり〔第五編〕には滊車。人力車。電気車。旅亭。料理店。郵便電信。通運会社。銀行及び諸会社。諸工場等をあげ凡そ遊覧者に必要と認むる雑事は細大洩さず此編に収めたり。

本書の特色
古今有名なる人の詩歌を加へて雅興をまし歴史文学に関する條には古今の典籍に徴して解説を附言し工芸美術に係はる所は亦詳細にその伝を添へ以て学者美術家の便を計りたり。

本書の特色
京洛有名の画伯が得意の揮毫に係る名所風色の画図四拾葉余りを書中に挿入したれば先生の名文と相俟て紙上に一層の光彩を添へたり加之懇に傍訓をさへ附られたれば児童も亦能く之を読みて其楽みに与る事を得千里の遠きに居るも山光水色を目のあたり見る心地せらるべし要するに繁に流れず簡に失せず高きに傾かず鄙しきに陥らずして花実共に備るは世に名所案内記多しと雖も蓋し本書の右に出るものなかるまじ四方の諸君幸に一本を購ふて其実を知り給へ

発行所 京都寺町通四条上ル書林 田中治兵衛

★明治28年4月10日
2007年9月13日、ひょーせんが某所のアバターとして製作した
奥州のおばけ「さだ」さんのイラストを全パターン大公開☆

さだ  さだ  さだ  さだ

2007年9月16日の夜、数分~数十分単位で徐々に
「さだ」さんのはなみずがじゅばじゅばになり、以上の様な惨状に(笑)


さだ(はなみずが出ちゃってるのは、この妖怪にモトモト「出遭うと
 鼻水が出る」――という、言い伝えがあるからデス)


宗柳亭七狐さんの手による色彩設定とデザインを
粉本にして本イラストは製作されました。


☆Design. Souryutei Nanaki, Koorintei Hyousen 2007
○東京花柳 昼夜登楼(まはりとうろう)

毎月第二第四月曜日
発兌一冊定価金四銭

右は娯馴染編輯人彩霞園柳香が重職にて日夜佳誌、お見喃志、雑女記等の欄を設け各花柳昼夜の景況を穿ち遊客芸娼妓の事情を掲載し或ひは滑稽諧謔或ひは雑報又諸通客粹士の寄書狂詩川柳独々一等まで凡そ通の通たる粹の粹たる趣向を蒐輯た好雑誌で芸巣

来八日第一号発刊
京橋弓町温故社内

仮宅 粹多楼

★明治15年10月7日
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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妖界東西新聞 日刊紙だから まいにち更新中

和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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