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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
びかびかちかちかぶぉーん。「ほでり」さんです。

ほでり 火光

夏や秋に空に出るという
虹のようにきらきらしたひかり。これが現われるのは
海側からものすごい風雨の吹き荒れて来る天候(颶風)の
きざしだと考えられてました。



「火光」(ほ・てり)の意味だとするのは『和訓栞』などでの語釈。
大陸でいうところの「ぐぼ」にあたるものだとして、
颶母の字があてられることも。


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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
びゅーーーーーーわーーーと台風する前。「ぐぼ」さんです。

ぐぼ 颶母

漢字で書くと「颶母」で
夏や秋に空に出るという虹のようにきらきらした
暈(かさ)のようなひかり。これが現われるのは
海側からものすごい風雨の吹き荒れて来る天候(颶風)のきざしだ
と考えられてました。



日本ではこれに近いものは「ほでり」などと呼ばれるようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
むしが呼ばれる。「じょうしふう」さんです。

じょうしふう 上巳風

漢字で書けば「上巳風」で
3月3日の天気が風の強い荒天だと、その年には
梨の虫たちがたくさん発生して被害が多いと考えられてました。
『農耕雑占』巻1や『本草綱目』(梨の項目)に
「上巳有風 梨有蠹」あって、これが日本でも
さんがつみっかのかぜ」(三月三日の風)の知識として語られてました。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
びゅおぉぉぉぉぉぉ。「さんがつみっかのかぜ」さんです。

さんがつみっかのかぜ 三月三日の風

3月3日の天気が風の強い荒天だと、その年には
梨(なし)の虫たちがたくさん発生して被害が多い
とむかしは考えられてました。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
河童たちの嫌いリーフ。「ゆうがおのはっぱ」さんです。

ゆうがおのはっぱ 夕顔の葉っぱ

夕顔(ゆうがお)の葉を身につけておけば、
「かっぱ」(河童)などに襲われず、水難よけになると語られてました。



越後の国の頚城郡では、これを身につけておいたり、
おしりに貼りつけておけば、海で泳いでも河童に「きも」(胆)を取られない
といわれてたそうです。



夕顔は、河童たちの苦手な植物とされることが多いようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ONI3ZYA2。「おにこさんびきじゃのこがにひき」さんです。

おにこさんびきじゃのこがにひき 鬼子三匹蛇の子が二匹

悪い子たちの集団のこと。小正月やもぐら打ちをはじめとした
年中行事で子供たちがくちずさむ唄の文句などに出て来るもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴかぴかー。「みっつのひかりもの」さんです。

みっつのひかりもの 三ッの光物

むかし越後の国の倉塒山にある「土蔵穴」と呼ばれるふしぎな穴から
飛んで出て来たというひかりもの。強い大風と共に出て来て、
やがて近くの村に落下したといいます。



越後の国の蒲原郡の三光村や蔵光村の
地名のモトになったとされてたもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
さがしてもない松。「しちようのまつ」さんです。

しちようのまつ 七葉松

越後の国の加治山に伝わるもの。
山のなかのどこかに、葉っぱが7つになってる松の木があるんだソウナ。
落ちてる葉っぱダケを見つけたというひとがいた、
木を発見しけたけれど二度とその場所にたどりつくことが出来なかったひとがいた、
などと語られます。



むかし、天からもたらされた宝物の玉を
とのさま(佐々木盛綱)が埋めて、そこに五葉松(ごようのまつ)を植えたのですが
それが変じて七葉松になったと伝えられてたそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
どっこいどっこい。「あさまやまのおに」さんです。

あさまやまのおに 浅間山の鬼

上野の国で麦打ちの作業をするときに
うたわれてた唄の文句に出て来るもの。
大きなおならをたれます。



「浅間山から鬼が尻(けつ)出して、
 鉈(なた)でぶっ切るような屁をたれた、どっこいどっこい」
などと唄われます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぶっこめぶっこめ。「あかぎやまのおに」さんです。

あかぎやまのおに 赤城山の鬼

上野の国で麦打ちの作業をするときにうたわれてた
唄の文句に出て来るもの。大きなおならをたれます。



「赤城山から鬼が尻(けつ)突ん出して、
 鉈(なた)でぶっ切るような屁をたれた、ぶっこめぶっこめ」
などと唄われます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
やたらめったら多い場合は。「ひでりのしじみ」さんです。

ひでりのしじみ 旱の蜆

蜆(しじみ)がいっぱい発生して、
たくさん捕れることがつづく年は、
夏ごろから旱魃が長くつづく――と、言われてました。



陸奥の国などで言われてた、農作に関連した伝承の一ッ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
音で払え。「ひょうらんぐも」さんです。

ひょうらんのくも 雹嵐雲

雹(ひょう)をばらばらたくさん降らせる雨雲たち。


上野の国などでは、むかしは雹が降って来たり、
こういう雹嵐をもたらす雲が近づいて来ると、
鍋など金属で出来たものをガンガン打ち鳴らしながら大声を出したり、
弾を込めてない鉄砲を撃っ放したりして、これを
追い払う・追い飛ばすことが行われてました。








プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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