キップかってね。「きしゃのかいそう」さんです。

大正のはじめごろ、
周防の国の下松駅に現われたことがあったというもの。
ぼろぼろな着物を着たきたないお坊さんで、
「銭がないので、無賃で汽車に乗せておくれ」
と駅員に話しかけて来たので、
「そんなのはいかん」
とおことわり。何度たのんでも駅員が首をたてにふらないので、
「では乗らぬ、そのかわり汽車も動かぬぞ」
と言い捨ててお坊さんはいなくなってしまったそうですが、
その後、汽車が発進しなくなってしまい、駅員たちはびっくり困ったトカ。
瓜をわけてあげなかったら
瓜をぜんぶとられてしまった徐光の話や、
弘法大師にいじわるしたら、芋が石になったとか、
しぶい柿しかとれなくなったとか、井戸が涸れた、といった話に近いもので、
道具立てがモダンになったものでござるな。しゅぽっぽー。
ジャストアモーメント。「かんぼういぎのばけもの」さんです。

甑島のかんぼういぎという場所に出たというおばけ。
むかし、薪を求めてあがってきた漁師たちが
このあたりを歩いてると、死体が転がっててびっくり。
急いで舟に戻ったところ、おそろしげな女が岸壁で
「待てー」と叫んでたんだトカ。
船乗りさんたちが、どこかに上陸したり停泊したりして
あやしい女の妖怪からききいっぱつ、逃げ切る、というのはいくつか確認されていて、
「だいとうがはなのばけもの」や「だきのばけもの」などと近いものだす。
よんもじバリアー。「がっぽうがったい」さんです。

身につけてるものを守ってくれるというふしぎな文字。
むかし、猟師さんが鶴を射落としたのですが、
鶴がまったく傷ひとつなく、ぴんぴん歩き回ってたので、
ふしぎに思ってじっくり見てみたところ、
つばさの下にこのふしぎな文字があったところから、
弓矢やけがよけのための身代わりのお守りとして
使われるようになったんだトカ。
「がっぽうがったい」の文字はこのようなものです。
中につかわれてる合包合台という漢字の一部をおんよみしただけで、
実際の意味などはよくわかっていません。
「じゃっこうじゃっがく」や「さむはらさむはら」ともこの文字は読まれていて、
猟師さんや武士などの間で事故よけや弓矢よけとしてもたれていたほか、
戸川安章の「修験道と民俗」などによると、
第二次世界大戦中には弾よけのお守りとしても使われてたそうです。
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
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