氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
とざい、とーーーーーーーーーざいーーーーーーーー。
さて、本年もすっかり年の瀬。12月28日とあいなりましたにつき
例年にならって、「和漢百魅缶」の舞い納め、千穐楽の連続アップ興行をば
ドドンと連続23体、おおくりいたします。
ではでは、どうぞどうぞ。
■ ウバ
千穐楽連続アップ興行は、『南島雑話』の中に記されてるこちらさんから。
オホーツクのほうから寒気が流れてきてすっかりぶるぶる天気な現時の季候に
真っ対抗して奄美の妖怪からのアップであります。
■ みちのなかのいえ(道中家)
夜道にいきなり何かじゃまなものが出て来て進めなくなっちゃう!困る!
――という妖怪は、ぬりぼうとかぬりかべとかが名高いのですが
似たものは全国各地にぱらぱらと点在してるんです。
こちらは、和歌山のほうに伝わってたもの。いきなり突貫住宅が出て来るのデス。
■ こんじんさん(金神さん)
方角に関係するかみさまに同じ名前のものがいるのですが
こちらさんは、そのイメージ(呼び名)がスライドして、
魔神というか魔物というか精霊……のような、なんかそういう
見えないすごいもの、の呼び名として使われた結果の呼び名のようです。
モウコ系統ガゴ系統のような子供をいましめる存在にもなってますが
「みさき」や「行逢い神」のような存在もになっててお忙しいですナ。
■ ししのたまうち(猪弾撃)
猟師さんにまつわる言い伝え。
この手のものは、いろいろとパターンがあるそうですが
あんまり猟師さん関係の本は読んでないので、今後は見つけ次第
ちゃんと読んで『大佐用』ノートにメモしとこうと存じます。
■ びんぼうあずき(貧乏小豆)
「びんぼうびわ」(貧乏枇杷)につづくびんぼうシリーズ。
■ ろうちゅうおうふ(滝中嫗婦)
玄紀せんせいの本に出て来るだけで、あんまりよそでは見ない妖怪。
この草津温泉てのは、群馬の草津温泉です。
■ くもさま(蜘蛛様)
達磨大師に蘆の葉っぱで海を渡るって画題がありますが
船の起源はスパイダー&リーフ。
■ ねさしうお(寝さし魚)
ちゃんと廃棄しましょう。
■ びゃくえのたいそう(白衣の大僧)
あくまでも消防部隊であって、防火はしてくれません。
火の用心せねばイケマセンヨ。
■ びっきよめ(蟇蛙嫁)
お嫁の正体が蛙で、夫を食べるのが最終目的なはなし(ごはん食わないお嫁の系統)
も存在しますが、こちらはそうではないおはなし。
結末がほかの生物がお嫁に来るはなしよりも怖い結末です。
■ しょうねんだま(しょうねん玉)
漢字は「精念」とかなんでしょうかね?
「少年」でないのはわかりますが。
■ すいつこうすいつこう(吸いつこう吸いつこう)
「とっつこうひっつこう」の系統のむかしばなしですが、
まねして散々な目に遭っちゃうおじいさんの受けるバッド展開が狂気。
■ きつねのこのすもうば(狐の児の相撲場)
ほのぼの、かと思いきや、さつばつ。
■ あかいぷっつり(赤いぷっつり)
おはなしを脳内で同時映像映写しながら読んでると
そうとうにゾワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッとします。
「プリッツ」ってずっと間違ってるひとがいました。
■ かえろうまつ(かえろう松)
名前の由来は不詳。
■ ぼうしん
われらが山田野理夫せんせいも、志摩の妖怪の中でコレは気に入ってたらしくて
『海と星の民話』という本で、採り上げて紹介してます。
■ かまいたちのひでん(鎌鼬の秘伝)
尾張の民間……というより、知識層での解説としてあったものだと思われます。
■ おうみのげんぞう(近江源蔵)
歯と豆。
■ かためのどじょう(片目の泥鰌)
前の総理大臣とは関係ありません。
天狗たちが片方だけとってってしまうので片目という説明なんですが
よく考えると、キジムナーとかが片目だけとっちゃう、ってのと似てて
関係性がちょっとキニナルところです。
キジムナーもこの魚とりにくる天狗も、火のかたちになるからネ。
■ なすのへたのふくのかみ(茄子の蔕の福の神)
河内の国の妖怪はストックが少なくて大変なのですが
ここぞとばかりに、いちばんほかのひとが挙げなさそうなのを
アップしちゃった、という結果がコチラさまです。
(この言い伝えがある地域はナスを神聖な作物あつかいしてる家々があったようです)
■ ぬすっとぐも(盗人蜘)
夜と朝のクモ、のひとつの例。やたらとカネ。
■ うまみち(馬道)
大晦日(節分)にはまだ早いですが、「夜行さん」は年の瀬のおかたですので
関係のあるコチラさんをアップいたしました。
首のないお馬さん(首切馬)を、「夜行さん」と呼ぶのか、
それにまたがって走ってるのが、「夜行さん」なのか、意外とハッキリキッパリ
分布状況がわかんないので、わりとあいまい。
■ おすなおに(お砂鬼)
本年の、いちばんおおぎりな妖怪さんはこちら。
今年は、『大佐用』ノートのためにいろいろと民俗誌をしらべる作業をして
その方面のストックをだいぶ増やしたのですが
この「お砂」さんのはなしも、そんな中で今年の夏、見つけたものです。
調べた直後あたりに、うなぎを食べに行く会があって
(医師・迷信研究家の日野壽一がうなぎの食禁忌に対して放った名言
「うなぎの蒲焼はおいしいですぞ」にちなんでの会)
その席上で、この「お砂」さんのはなしを報告したりしたのが
ついこのあいだ、のような気もしますが、季節はすっかり半めぐり。
来年もまたいろいろな妖怪や俗信や絵をみつけていきたいと思います!
■ たけがたなわえもん(竹方縄右衛門)
さて、今年の妖怪さんどもをドスンとおしもどしするのはこちら。
さっきアップした「うまみち」に出て来る、まものチェックのしめ縄を
竹に採り入れたかたちで今回はいどんでみました。
やっとこやっとこ。

と、これにて、本年の「和漢百魅缶」まずはこれぎり。
あらたまりましてより、またぽんぽんとアップをしてまいりますにつき
いずれもさまにおかれましては、あいかわらずのご愛顧ごひいき、
ひとえに、よろしくお願い申し上げたまつりまする。
とざい、トーーーーーーーーーーざいーーーーーーーーーーー。
さて、本年もすっかり年の瀬。12月28日とあいなりましたにつき
例年にならって、「和漢百魅缶」の舞い納め、千穐楽の連続アップ興行をば
ドドンと連続23体、おおくりいたします。
ではでは、どうぞどうぞ。
■ ウバ
千穐楽連続アップ興行は、『南島雑話』の中に記されてるこちらさんから。
オホーツクのほうから寒気が流れてきてすっかりぶるぶる天気な現時の季候に
真っ対抗して奄美の妖怪からのアップであります。
■ みちのなかのいえ(道中家)
夜道にいきなり何かじゃまなものが出て来て進めなくなっちゃう!困る!
――という妖怪は、ぬりぼうとかぬりかべとかが名高いのですが
似たものは全国各地にぱらぱらと点在してるんです。
こちらは、和歌山のほうに伝わってたもの。いきなり突貫住宅が出て来るのデス。
■ こんじんさん(金神さん)
方角に関係するかみさまに同じ名前のものがいるのですが
こちらさんは、そのイメージ(呼び名)がスライドして、
魔神というか魔物というか精霊……のような、なんかそういう
見えないすごいもの、の呼び名として使われた結果の呼び名のようです。
モウコ系統ガゴ系統のような子供をいましめる存在にもなってますが
「みさき」や「行逢い神」のような存在もになっててお忙しいですナ。
■ ししのたまうち(猪弾撃)
猟師さんにまつわる言い伝え。
この手のものは、いろいろとパターンがあるそうですが
あんまり猟師さん関係の本は読んでないので、今後は見つけ次第
ちゃんと読んで『大佐用』ノートにメモしとこうと存じます。
■ びんぼうあずき(貧乏小豆)
「びんぼうびわ」(貧乏枇杷)につづくびんぼうシリーズ。
■ ろうちゅうおうふ(滝中嫗婦)
玄紀せんせいの本に出て来るだけで、あんまりよそでは見ない妖怪。
この草津温泉てのは、群馬の草津温泉です。
■ くもさま(蜘蛛様)
達磨大師に蘆の葉っぱで海を渡るって画題がありますが
船の起源はスパイダー&リーフ。
■ ねさしうお(寝さし魚)
ちゃんと廃棄しましょう。
■ びゃくえのたいそう(白衣の大僧)
あくまでも消防部隊であって、防火はしてくれません。
火の用心せねばイケマセンヨ。
■ びっきよめ(蟇蛙嫁)
お嫁の正体が蛙で、夫を食べるのが最終目的なはなし(ごはん食わないお嫁の系統)
も存在しますが、こちらはそうではないおはなし。
結末がほかの生物がお嫁に来るはなしよりも怖い結末です。
■ しょうねんだま(しょうねん玉)
漢字は「精念」とかなんでしょうかね?
「少年」でないのはわかりますが。
■ すいつこうすいつこう(吸いつこう吸いつこう)
「とっつこうひっつこう」の系統のむかしばなしですが、
まねして散々な目に遭っちゃうおじいさんの受けるバッド展開が狂気。
■ きつねのこのすもうば(狐の児の相撲場)
ほのぼの、かと思いきや、さつばつ。
■ あかいぷっつり(赤いぷっつり)
おはなしを脳内で同時映像映写しながら読んでると
そうとうにゾワーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッとします。
「プリッツ」ってずっと間違ってるひとがいました。
■ かえろうまつ(かえろう松)
名前の由来は不詳。
■ ぼうしん
われらが山田野理夫せんせいも、志摩の妖怪の中でコレは気に入ってたらしくて
『海と星の民話』という本で、採り上げて紹介してます。
■ かまいたちのひでん(鎌鼬の秘伝)
尾張の民間……というより、知識層での解説としてあったものだと思われます。
■ おうみのげんぞう(近江源蔵)
歯と豆。
■ かためのどじょう(片目の泥鰌)
前の総理大臣とは関係ありません。
天狗たちが片方だけとってってしまうので片目という説明なんですが
よく考えると、キジムナーとかが片目だけとっちゃう、ってのと似てて
関係性がちょっとキニナルところです。
キジムナーもこの魚とりにくる天狗も、火のかたちになるからネ。
■ なすのへたのふくのかみ(茄子の蔕の福の神)
河内の国の妖怪はストックが少なくて大変なのですが
ここぞとばかりに、いちばんほかのひとが挙げなさそうなのを
アップしちゃった、という結果がコチラさまです。
(この言い伝えがある地域はナスを神聖な作物あつかいしてる家々があったようです)
■ ぬすっとぐも(盗人蜘)
夜と朝のクモ、のひとつの例。やたらとカネ。
■ うまみち(馬道)
大晦日(節分)にはまだ早いですが、「夜行さん」は年の瀬のおかたですので
関係のあるコチラさんをアップいたしました。
首のないお馬さん(首切馬)を、「夜行さん」と呼ぶのか、
それにまたがって走ってるのが、「夜行さん」なのか、意外とハッキリキッパリ
分布状況がわかんないので、わりとあいまい。
■ おすなおに(お砂鬼)
本年の、いちばんおおぎりな妖怪さんはこちら。
今年は、『大佐用』ノートのためにいろいろと民俗誌をしらべる作業をして
その方面のストックをだいぶ増やしたのですが
この「お砂」さんのはなしも、そんな中で今年の夏、見つけたものです。
調べた直後あたりに、うなぎを食べに行く会があって
(医師・迷信研究家の日野壽一がうなぎの食禁忌に対して放った名言
「うなぎの蒲焼はおいしいですぞ」にちなんでの会)
その席上で、この「お砂」さんのはなしを報告したりしたのが
ついこのあいだ、のような気もしますが、季節はすっかり半めぐり。
来年もまたいろいろな妖怪や俗信や絵をみつけていきたいと思います!
■ たけがたなわえもん(竹方縄右衛門)
さて、今年の妖怪さんどもをドスンとおしもどしするのはこちら。
さっきアップした「うまみち」に出て来る、まものチェックのしめ縄を
竹に採り入れたかたちで今回はいどんでみました。
やっとこやっとこ。

と、これにて、本年の「和漢百魅缶」まずはこれぎり。
あらたまりましてより、またぽんぽんとアップをしてまいりますにつき
いずれもさまにおかれましては、あいかわらずのご愛顧ごひいき、
ひとえに、よろしくお願い申し上げたまつりまする。
とざい、トーーーーーーーーーーざいーーーーーーーーーーー。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
きゅうびさんぶんのいち。「さんぼんまっかのきつね」さんです。
きゅうびさんぶんのいち。「さんぼんまっかのきつね」さんです。
陸奥の国の脇野沢などに伝わる、
おっぽが3本にわかれてるというきつね。
こういうきつねは人間を化かしてくると言われてました。
「まっか」は「また」という意味の方言。
尾のうえに「ほうしのたま」(宝珠)をつけてるとも。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは
脳痛のモトであります。「のうつうちゅう」さんです。

漢字で書くとそのまま。「脳痛虫」ですが
こういう固有名前、というわけではなく、
この虫じたいは、なんていう名前なのか、正確な名前はないのです。
つまり、単なる呼び名なだけです。
人間の体の中に入り込んで、あたまにズンと来る痛みをもたらしてくる虫。
鷹(たか)のくちばしみたいなかたちをしてるといいます。
脳痛のモトであります。「のうつうちゅう」さんです。

漢字で書くとそのまま。「脳痛虫」ですが
こういう固有名前、というわけではなく、
この虫じたいは、なんていう名前なのか、正確な名前はないのです。
つまり、単なる呼び名なだけです。
人間の体の中に入り込んで、あたまにズンと来る痛みをもたらしてくる虫。
鷹(たか)のくちばしみたいなかたちをしてるといいます。
むかし、あるひとがあたまの痛みに悩んでたところ、
別の人から「そういうときは桃[もも]の葉をまくらにして眠るといい」
と教わったので、さっそく試してみたところ、
眠ってるときに鼻の穴からこれが出て来て、
いままでの痛みがスッキリ治ったんだトカ。
『奇疾便覧』とかにも紹介されてるはなしなので
ほかの説話に輸入援用されてるのかと思いきや
案外、こういう葉っぱまくらで何かを治すはなしというのは
ジャポンにはございませんようで…。
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■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
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■職業
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