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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
ふねのしんぴん。「やまのかみおとし」さんです。

やまのかみおろし 山の神おろし

あたらしく造られた船を、
はじめて海に入れる前後におこなわれてた習わし。



はじめて海に浮かべたあと
船を激しく左右に揺らしながら3回まわったり、
はじめて海に浮かべるまえに
船底を火で燻(たで)たりすることで、
材木についてる「山の神」をおとすことを意味してると考えられてます。



豆州や芸州など各地での呼ばれ方。



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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ごましお厳禁。「むしもの」さんです。

蒸物 むしもの

葬式の際に親類縁者の家から香典として
お赤飯をとどける地域で用いられてた、
葬式の際のお赤飯をさした呼び方。



葬儀のお手伝いに来たひとや会葬者に
精進おとしの食事などとして出されます。
「むしもの」としてのお赤飯には「ごましお」や「南天の葉っぱ」を添えて出すのは
よくないものだとされてました。



相模の国で呼ばれてたもので、同様の習俗は各地にみられました。
昭和20年代以後は「蒸物代」と称して金銭でのやりとりに変わっていったようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
南のおさる。「よもざい」さんです。

よもざい

赤い布でつくられるぬいぐるみで、
子供をまもってくれるものとして上巳の節供に飾られます。


初節供のときは33個のよもざいを手足をくくったかたちでつくって、
33歳までの厄をすべて背負ってもらうなどと言われてました。



枕崎などで呼ばれてたもので、「よも」「よもざい」というのは「猿」の意味。
青い布でつくられたのを「雄」のよもざいと呼んだりもしたようです。
「くくりざる」や「さるぼぼ」の仲間。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
むびょうそくさいパワーごはん。「チキャラバン」さんです。

チキャラバン 力飯

赤ちゃんの出産祝いのお膳のごはんのこと。
これを赤ちゃんにもりもりと食べさせる真似をさせることで、
赤ちゃんが無病息災になると言われてました。



いっぽう、そのときにそのごはんつぶを1つぶでもこぼすと、
それが赤ちゃんのからだにクットベー(痣)として生じるとも言われてて、
チキャラバンはこぼしてはいけないとされてます。


加計呂麻島などで言われるもの。
ごはんのおかずには漬物・野菜・昆布の煮物などが添えられます。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
とむらいを出さない日。「さるぼとけ」さんです。

さるぼとけ 申仏

申(さる)の日に亡くなったり埋葬されたりすることで、
亡くなる者がつづいて出ると言われ忌まれてました。



信濃の国などでは「未往生猿仏」(ひつじおうじょうさるぼとけ)とも称されてて、
未の日に亡くなり申の日に埋葬されることも
同様な内容を示してたといいます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
やって来る怕鬼。「あまみへぎ」さんです。

あまみへぎ

冬の晩にやって来るとされてたおそろしい存在。
子供たちに対して大人たちが「あまみへぎが来るゾ」と言ってたとといいます。



加賀の国の江沼郡などで言われてたもの。
藁(わら)を打つ槌(つち)をだいて早く眠れば来ないゾ
などとも言われてたようです。



呼び名は、火斑剥(あまみはぎ・あまめはぎ)の意味だと見られます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
春にしおるる秋にさかゆる。「ぞくき」さんです。

ぞくき 賊気


あやしい邪気たちで、季節に応じて正常に起こるべき自然のうごきが
起らないで真逆な事態が発生するのは、陰陽がかたよって
人々のあいだに多くこれが生じているせいだと考えられてました。


『淮南子』には「春肅秋栄 冬雷夏霜 皆賊気之所生」
『管子』に「春凋秋栄 冬雷夏有霜雪 此皆気之賊也」などとあり、
「賊」という字は「時に反する」ということを意味してると説かれます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは 、
おやねにがおがお。「こくげん」さんです。

こくげん 刻儼

漢字で書くと「刻儼」で
装飾や辟邪の用途として宮殿や邸宅の屋根などに設置される
虎頭などの彫り物のこと。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おやねにうねうね。「はんう」さんです。

はんう 盤紆

漢字で書くと「盤紆」で
装飾や辟邪の用途として宮殿や邸宅の屋根などに設置される
「りゅう」(竜)などの彫り物のこと。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぷちサイズなバード。「しょうりょう」さんです。

しょうりょう 鷦鷯

漢字で書くと「鷦鷯」で、
蛾(が)のまゆげに住んでるというとてもちいさい小鳥たち。



『日本書紀』についての古註として「すくなびこな」の着てた服素材である
「鷦鷯」の解説の一部に見られるもの。


非常にちいさいのは、「すくなびこな」からの連想であると共に、
蚊(か)のまつげに住むとされる極小な虫「しょうめい」(蟭螟)に引っ張られてる設定のようです。



一般的には「鷦鷯」は「みそさざい」「ささき」などの鳥だと考えられてて、
ここまで小さい鳥は想定してないようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
第三類医薬品。「あかごのほおひげ」さんです。

あかごのほおひげ 赤子の頬髭

赤ちゃんに生えたというひげで、おくすりとして用いられるようです。


うみのまつたけ」(海松茸)や「みなぞこのたけのこ」(水底筍)のように
「めずらしすぎるもの」「ありえないもの」として、ことばの上で用いられてたもの。
狂言『膏薬煉』で珍品な薬種として名前が挙げられます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
第三類医薬品。「てんぐのかげぼし」さんです。

てんぐのかげぼし 天狗の陰干

てんぐ」(天狗)をじっくりと日かげで干したもので、
おくすりとして用いられるようです。



うみのまつたけ」(海松茸)や「みなぞこのたけのこ」(水底筍)のように
「めずらしすぎるもの」「ありえないもの」として、ことばの上で用いられてたもの。
狂言『膏薬煉』で珍品な薬種として名前が挙げられます。








プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
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