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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
合い鳴き。「ぬいちん」さんです。

ぬいちん

森の奥にいるとされる夜に鳴く不気味な声の鳥で、
「ぬいしん」とも。


美濃の国などで言われてたもので、これが相鳴きし合うのが聴こえてくるのは、
誰かが亡くなる前兆だと語られてました。



実在する「ぬえ」などの鳥の声のことで「うれいどり」とも総称されます。


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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
わちゃわちゃ新鋳。「かめのぜに」さんです。

かめのぜに 甕の銭

お店や、たくさんの人々の集まる施設をあたらしく建てるときは、
ほぼ未使用な、まあたらしい銭を入れた甕(かめ)を入口から遠い、
敷地の奥まったところに埋めておくと、銭たちが
「掘り出されて使われたい」という念を出して人間を招き込むので、
人間の入りが激しくなって良い


――と俗に称されます。



そういう甕を「埋める」に際して語られるのではなく、
そういう甕が「出土した」ときに理由づけとして語られることのあった
想像内容な俗説です。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
起こし方が乱暴。「だいやしゃじん」さんです。

だいやしゃじん 大夜叉神

神仏のおつかいとして、お告げを人間に向けて
持って来る役目にたずさわってたりします。




相模の国の妻田薬師のはじまりを物語った
『妻田村薬師堂本尊大縁起』(妻田薬師縁起)のさいごのほうに登場するもの。



天正のころ、武蔵の国で暮らしていた長野伊予之祐という者が
重い眼病にかかってしまい快方に向かわなかったため、
剃染の形(僧侶)となって、妻田薬師に篭もって薬師如来に祈りつづけていました。


7日目のゆめうつつのなかに大夜叉神が現われ、
金剛杖で伊予之祐を打って来ました。その痛さにびっくりしていると
「ここに涌いている霊水を、簿伽梵に供養した茶湯にまぜて、用いるとよい」
というお告げを教えてくれたソウナ。



はじまりのほうにも、眼病を癒すはなしのなかで
瑠璃山宝殿の灑水(しゃすい)が登場するので、
この長野伊予之祐のはなしで涌き出ているのも同様な水なのだと見られます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
施工鬼神たち。「きじんやしゃじん」さんです。

きじんやしゃじん 鬼神夜叉神

阿育王が手討ちにしてしまった84000人の后(きさき)の供養にために
閻浮堤(えんぶだい)各地に八万四千塔を建立させるとき、
阿育王に命じられて、作業を手伝ったとされる鬼神や夜叉たち。



ところが、八万四千塔にはそれぞれ「仏舎利」を入れないといけない
ということになり、竜宮に持ち去られてた「仏舎利」を取り戻すためにも、
奪還後に世界中の塔に「仏舎利」を安置するときにも、
鬼神夜叉神たちは遣わされてます。



『今昔物語集』(巻4)での阿育王の八万四千塔のはなしに出て来るもの。
「諸(もろもろ)の鬼神 并(ならび)に夜叉神等」と記載されます。



仏舎利(ぶつしゃり)は釈迦牟尼の骨。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴかわくわくお祝いの存在。「ななつのかめ」さんです。

ななつのかめ 七つの甕

お酒が無限に涌き出て来る、おめでたい、
ふしぎな酒甕(さかがめ)たち。


お祝いのときにうたわれる歌などによく出て来るもので、
山伏神楽などでは、「いぬいのすみ」(戌亥の隅・乾の隅)に
これが置かれたり、埋けられてたりするとされます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ゆりゆりかけかけ。「しろげのこま」さんです。

しろげのこま 白毛駒

真っ白い毛色をした馬たちのことで、
かみさまたちを乗せて移動するとも考えられてたようです。


あしげのこま」(葦毛駒)とは重なっている存在です。



「さんばいは今ことおりゃれ宮の方から白毛の駒に手綱よりかけ」や
「さんばいは今こそござれ宮の方より白毛の駒に手綱よりかけ」など、
田植歌などでは田にやって来る神たちの乗り物としてよく出て来てもいます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぱかろんぱかろん。「あしげのこま」さんです。

あしげのこま 葦毛駒

葦毛の毛色をした馬たちのことで、
かみさま・たましいたちを乗せて移動するとも考えられてたようです。



神子歌として各地でうたわれてた
「よりびとは今ぞ寄り来る長浜や葦毛の駒に手綱ゆりかけ」や
「あずまより今ぞ寄り来る長浜や葦毛の駒に手綱よりかけ」などの文句に見られるもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ちいちいたーたー。「しろかねかやくこのたぬき」さんです。

しろかねかやくこのたぬき 白金火薬庫の狸

大正のはじめごろまで東京にあった
白金火薬庫のあたりにうろうろしてた古狸たち。
しばしば軍隊の兵隊たちを化かしてたとされます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
肩にぽわぽわ。「さんさんか」さんです。

さんさんか 三盞火

漢字で書いて「三盞火」で
人間の頭頂と左肩・右肩に存在してるとされる、
見えない「陽」な火。



急に振り向いたり、不意にこの火のある箇所に触られたりすると、
一瞬これらの火の勢いが掻き消されてしまって、
魔物や悪鬼たちのつけこむ隙(すき)が生じてしまうとも語られてるようです。




現代の会話のなかで
他人の肩をうしろからポンと叩くのは(拍肩膀)よくない
――ということがらの理由づけとして語られることが多いようです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お買い物中断。「ちょうしき」さんです。

ちょうしき 超市鬼

スーパーマーケット(超市)や大きな商業施設で
買い物をしてる人間に、急に取り憑いて(鬼付身・鬼上身)
奇妙な挙動をとらせて、バッタリと倒れさせてしまったりするもの。



何でもなかった普通の買い物中のお客さんが
いきなり変なことを叫び出したり、へたりこんで泣き出したり、
うかれ跳ねたり、ころころ挙動が入れ替わった末に、倒れ込んでしまう様子が
お店の監視カメラなどに撮られてた――といった様子が出まわったりもするようです。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ごとんごとん。「むとうきゃく」さんです。

むとうきゃく 無頭客

漢字にすれば「無頭客」で
お客のほとんどいない夜おそくに走ってるバスなどに、
首のないゆうれい(鬼)が乗って来るというもの。



ひとりぐらいしか乗っていなかった乗客にしか見えていなかったりすることが多くて、
少し視線を外したあいだに、いつの間にか消えてたりするなどと語られるようです。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
歩道通行。「くびなしぼうれい」さんです。

くびなしぼうれい 首無し亡霊

車通りの多い大きめな車道の歩道に、夜おそくなると
立ってることがあるなどと語られたりすることのあるゆうれい。



落っこちてしまった首を、自分の手に持ったり、
ぶらさげたりしてたりしてると言います。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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