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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
水の音~~。「うえのかいのじゃぐち」さんです。

うえのかいのじゃぐち 上の階の蛇口

大きな建物などで夜おそく、誰もいないはずなのに
蛇口から水の出てる音が聞こえるので、あちこち点検にまわると、
自分のいた階の上の階の蛇口のひとつから、
水がジャージャー出てるというふしぎ。


店舗・学校・役場・病院などで語られるもので、
水道の故障などは一切みられず、普段は何の変哲もなく
正常に動くのがふしぎだったりするトカ。


いっせいにでるじゃぐち」(一斉に出る蛇口)なども似た水道管関係のおばけ。


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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ちょろっちょろ。「まがりかどのしっぽ」さんです。

まがりかどのしっぽ 曲がり角の尻尾

道の曲がり角に最接近したときに、
塀や壁ごしにサッと動物や爬虫類のしっぽのような影が一瞬見えますが、
直後に曲がった先を見ても何もいないといったふしぎなもの。



明らかに隠れる先も入ってゆく先もないような場面で
おもに発生するらしいソウナ。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぞろっと精鋭魔縁。「てんぐはちにん」さんです。

てんぐはちにん 天狗八人

ものすごく神通力や知恵知識などがある
てんぐ」(天狗)たちの群れ。


「小坊主一人に天狗八人」などと用いられることばに見られるもので、
ものすごい力の差があることや、とても強い支援を獲得することなどを示すとき用いられます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ダブルおひさま。「ふたつのひ」さんです。

ふたつのひ 二つの日

天にお日様がふたつダブルで存在すること。
ありえないこと、理にそぐわないことのたとえとしても存在して来ました。



古くから用いられて来たもので、源平の時代を舞台にした物語などには、
安徳帝と後鳥羽帝が並んで天下に存在してることが
「天にふたつの日なし、地にふたりの主なし」といったことばなどで表現されます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
げぼげぼ発動。「とちゅう」さんです。

とちゅう 吐虫

漢字で書くと「吐虫」
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで、
身体を流れてる十脈のなかに住んでるといいます。



口のなかに入って来たものによって起こる異常を感知すると、
咽喉(のど)に集まって来て、人間に吐き気を起こさせます。
原因となる食べ物や異物によって五種の反応を示すようです。



五種の反応というのは、風吐(ふうと)陰吐(いんと)唾吐(だと)雑吐(ざっと)蝿吐(ようと)で
風吐(ふうと)は食べ物によって体調不良を発したとき、
陰吐(いんと)は食べ物の味付けが辛すぎたりしたとき、
唾吐(だと)は食べ物が冷たすぎたり甘すぎたりしたとき、
雑吐(ざっと)は食べ物の油や酢が強すぎしたりしたとき、
蝿吐(ようと)は食べ物が不浄だったり虫が直接飛び込んで来たりしたときに
おもに発動する反応だといいます。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
よだればくはつ。「じきぜんちゅう」さんです。

じきぜんちゅう 食涎虫

漢字で書くと「食涎虫」
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで、
咽喉(のど)に住んでるといいます。



人間がおいしいものを食べて口のなかに生じる涎(よだれ)を
好物にしてます。しかし、あまりにもこの数が繁栄して増長をしだすと、
人間の身体に病気をもたらすソウナ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
のそのそのうみそ。「じょきちゅう」さんです。

じょきちゅう 抒気虫

漢字で書くと「抒気虫」
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで、
咽喉(のど)や頭に住んでるといいます。


脳を食べて穴をあけてしまったり、
咽喉を痛めたり、つまらせたりする悪さを起こすことがあります。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あたまに移動したがる。「ほういつちゅう」さんです。

ほういつちゅう 放逸虫

漢字で書くと「放逸虫」
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで
咽喉(のど)や頭に住んでるといいます。



この虫たちが頭脳のほうにいっぱいいると、その人間の身体に
病気やできものが起こったりするといいます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
味覚特化。「ぞうみちゅう」さんです。

ぞうみちゅう 憎味虫

漢字で書くと「憎味虫」で
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで、
咽喉(のど)に住んでるといいます。



人間が食べ物の味覚を広くたのしむのを嫌っており、
甘いのならば甘いものダケ、すっぱいものならばすっぱいものダケなど、
何かひとつの特定の味覚のみを摂りつづけるのを好みます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おいしさ集める。「すいみちゅう」さんです。

すいみちゅう 酔味虫

漢字で書くと「酔味虫」で
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで、
舌などに住んでるといいます。



人間が美味しいものを食べると増長しますが、
その逆に人間があまり美食をしないと萎弱してしまうソウナ。
酔味虫が人間の摂取した美味しい食べ物から味をあつめて
貯め込む行動は、蜂(はち)が花から花粉をあつめて
蜜をつくるようなものダとも示されてます。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
つばきがきらい。「しょうだちゅう」さんです。

しょうだちゅう 消唾虫

漢字で書くと「消唾虫」で
人間のからだのなかで働いてる虫の一ッで、
咽喉(のど)のなかに住んでるといいます。


美味しいものを食べ過ぎて人間が唾液を多く出し過ぎると、
唾液の多い状態を嫌うこの虫は冷沫(れいまつ)を発するそうで、
それが多くなると人間は胸を病んでしまうソウナ。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うなり声をきくために。「なつめのせい」さんです。

なつめのせい 棗の精

棗[なつめ]の木の精。
美濃の国などでは人間のうなり声を好むと言われていて
家の庭に棗を植えると病人が絶えなくなるので植えないとか。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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和漢百魅缶wiki 検索用に。

2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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