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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
並んでぴかぴか。「そうれんび」さんです。

そうれんび 葬礼火

夜、離れた場所に葬礼の列の灯りのように
並んだ怪火が見えることがあるというもの。


雨の降る日の夕方ごろに、ひとの行く手に出没したり、
傘に乗って来たりする怪火のこともこのように呼んだようです。


土佐の国などで言われてたといいます。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ポンポンしちゃいかん。「おでこでゆでたまご」さんです。

おでこでゆでたまご おでこで茹玉子

ゆでたまごを食べるとき、おでこにコツンとたまごを当てて、
ひびを入れてから殻をむく――という手順をとると、
その日は良い点が取れない、合格及第しない、失敗をするヨというもの。


何か試験や人前でやる仕事がある前には
避けたほうが良いといった内容の俗信。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
おさいふに。「かきのかけら」さんです。

かきのかけら 牡蠣の欠片

ぴかぴかした牡蠣(かき)の貝殻の欠片を
きれいに洗って、お財布に入れて置くと、
お金がよく溜まるようになったり、
欲しいものが手に入るようになるんだヨという俗信。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴか直線飛行。「てんび」さんです。

てんび 天火

夜空を一直線に飛んで行くという怪火。



丹波の桑田郡などでは、一直線に空を飛んで、木などにぶちあたると
割れて分裂しますが、またひとつに合わさって一直線に飛んで行く、
などとも語られてたようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
めだまだらけ。「ふじさんのばけもの」さんです。

ふじさんのばけもの 富士山の化生物

富士山に暮らしてたと考えられる
おおきな熊のようないきもの。
背中に2本の角があり、体中に眼がついてるとも。


宝永4年(1707)11月に富士山が噴火したときには、
山から逃げる生き物たちに混ざって、このすがたが目撃された
という風聞があったとするはなしも見られます。




天明年間、浅間山の噴火のあとに売り出された
『会談浅間が嶽』に載せられたはなしのなかに出て来るもの。
山の中にいた異獣であろうと考えられてます。
あさまやまのばけもの」(浅間山の化生物)もおなじはなしに描写されてる似たもの。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
まるいおめめ。「あさまやまのばけもの」さんです。

あさまやまのばけもの 浅間山の化生物

浅間山に暮らしてたと考えられる
おおきな鬼のようないきもの。足は1本しかないとも。



天明3年(1783)7月に浅間山が噴火したときには、
山から逃げる生き物たちに混ざって、このすがたが目撃された
という風聞があったとするはなしも見られます。



天明年間、浅間山の噴火のあとに売り出された
『会談浅間が嶽』に載せられたはなしのなかに出て来るもの。
山の中にいた異獣であろうと考えられてます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
お盆にぴかぴか。「きつねのひかり」さんです。

きつねのひかり 狐の光

狐(きつね)たちが夜にしっぽの先を
上のほうにあげて出すという光。


武蔵の国の足立郡などでは、お盆のころになるとこれがよく光る、
と発生時季についても語られてたようです。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ごほごほだんご。「かぜばば」さんです。

かぜばば 風邪婆

風邪(かぜ)を引いたとき、病状が良くなるようにまつられる存在。
武蔵の国の足立郡などでは、辻に御幣を立てたりお団子を供えたりして
これをまつり、風邪がよくなるように願ったといいます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
べとべとねちょり。「しんこきょう」さんです。

しんこきょう 心胡膠

漢字で書くと「心胡膠」で
人間のたましいを欲心や快楽から離れないように
べとつかせてる胡膠(にかわ)のようなもの。


『観仏三昧海経』巻5には「此人罪報臨命終時 心如胡膠処処生著」などとあり、
山辺習学は「むねのねばり」などとも和訳してます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
人間のための従事。「ちくこん」さんです。

ちくこん 畜魂

漢字で書くと「畜魂」で、「畜霊」とも。
人間などの役にたつために、いろいろに消費された
家畜たちの霊たち。



労役・食用・加工などに従事した家畜たちを
供養する際の典礼に用いられる呼び方。
「畜魂を慰む」とか「謹んで諸畜霊に感謝の至情を效す」とか用いられます。


事業に従事する組合などによる供養塔(畜魂碑・畜霊碑)が設けられてる例もあります。
ぎょれい」(魚霊)も同様な慰霊のための存在。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
うみのさち・かわのさち。「ぎょれい」さんです。

ぎょれい 魚霊

漢字で書けばそのまま「魚霊」で
人間をはじめとした陸のものたちに獲られ、
いろいろに消費された鱗魚たちの霊たち。



漁師さんたちが獲物となった魚たちを
供養する際の典礼に用いられる呼び方。
「魚霊を慰め豊漁を寿ぐ」とか「魚霊を慰む」とか
「海神魚霊この粗奠を請け安護敦厚ならんことを冀う」とか用いられます。



事業に従事する組合などによる
供養塔(魚霊碑・魚霊塔)が設けられてる例もあります。





さて、いよいよ2025年も6月しまいで365日の折り返し、
いつものごとく夏の押戻しキャラもデザインしてアップです。
今回は、たけいじょむぼんのすけ(竹意生無煩之助)でござる。
ずどんずどん。



たけいじょむぼんのすけ 竹意生無煩之助
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
植物と相性わろし。「アペケシ」さんです。

アペケシ

植物の種をまいた直後に、その近くを
アペケシ(薪の燃えじり)を持って歩いてはいけないと言われてました。
近くをアペケシが通ると、出て来るはずの芽が
みんな出て来なくなってしまうのだソウナ。



アイヌのひとたちに言われてた俗信で、
火(アペ)のちからが不用意にかかってしまうことを説いたもの。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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