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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
どっこいどっこい。「あさまやまのおに」さんです。

あさまやまのおに 浅間山の鬼

上野の国で麦打ちの作業をするときに
うたわれてた唄の文句に出て来るもの。
大きなおならをたれます。



「浅間山から鬼が尻(けつ)出して、
 鉈(なた)でぶっ切るような屁をたれた、どっこいどっこい」
などと唄われます。




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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぶっこめぶっこめ。「あかぎやまのおに」さんです。

あかぎやまのおに 赤城山の鬼

上野の国で麦打ちの作業をするときにうたわれてた
唄の文句に出て来るもの。大きなおならをたれます。



「赤城山から鬼が尻(けつ)突ん出して、
 鉈(なた)でぶっ切るような屁をたれた、ぶっこめぶっこめ」
などと唄われます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
やたらめったら多い場合は。「ひでりのしじみ」さんです。

ひでりのしじみ 旱の蜆

蜆(しじみ)がいっぱい発生して、
たくさん捕れることがつづく年は、
夏ごろから旱魃が長くつづく――と、言われてました。



陸奥の国などで言われてた、農作に関連した伝承の一ッ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
音で払え。「ひょうらんぐも」さんです。

ひょうらんのくも 雹嵐雲

雹(ひょう)をばらばらたくさん降らせる雨雲たち。


上野の国などでは、むかしは雹が降って来たり、
こういう雹嵐をもたらす雲が近づいて来ると、
鍋など金属で出来たものをガンガン打ち鳴らしながら大声を出したり、
弾を込めてない鉄砲を撃っ放したりして、これを
追い払う・追い飛ばすことが行われてました。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
料金所です。「ろくどうのつじのきどせん」さんです。

ろくどうのつじのきどせん 六道の辻の木戸銭

亡くなったひとに対して、
棺に入れてあげたり頭陀袋に入れてあげたりする銅銭のことで、
あの世へ行くときに通る六道の辻の通行料
として持たせてやるものだと言われてました。



三途の川の渡し賃とは別の言い回しとして確認出来たりします。
六道の辻に街道にあったような「木戸」があるという想定の種類のもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
植物性。「さんずのかわのわたしせん」さんです。

さんずのかわのわたしせん 三途の川の渡銭

芋(いも)や大根(だいこん)を切ったものを
棺に入れてあげることで、三途の川を渡るときの通行料として、
亡くなったひとに持たせてやるものだと言われてました。



石見の国などで言われてたもの。
これが行われてる地域内でも普通に銅銭が用いられてもいます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あくまをはらう、「あくだらのき」さんです。

あくだらのき 悪多羅の木

降魔や魔よけなどに用いるとされてた陸木。
枝などにとげとげがあることが魔よけになると考えられてたようです。


修験道などで用いられてたもので、悪多羅は針桐(はりぎり)のこと。
西海道あたりの神楽でも「あくだら」や「あくたれ」
「あくたな」などの呼び方に変形しつつ
板(ばん)の材質を示す詞章に用いられてもいるようです。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
どんどん焼きやめます。「はいのなかのかいとまる」さんです。

はいのなかのかいとまる 灰の中の垣内廻

大和の国の中白木では、むかし「とんど」をやったとき、
焼けおわった注連縄(しめなわ)たちの灰の中から
とぐろをまいた「かいとまる」が出て来たので、
それからは「とんど」をやらなくなった、などのはなしが残ってます。


「かいとまる」は大和の国や紀伊の国での青大将の呼び方。
「かいとめぐり」や「かいとまわり」とも。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ありえない建造物。「となかのちゃや」さんです。

となかのちゃや 海中の茶屋

「となか」や「沖のとなか」は、海の沖の意味だといいます。
沖のまんなかにいきなりある、茶屋あそびの出来るようなお店。
ありえないものの意味。


「沖のとなかに茶屋町たてて上り下りの舟を待つ」など
俗謡の文句に見られるもの。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぱらぱらふるふる。「あさまのはい」さんです。

あさまのはい 浅間灰

春に降るという赤っポイ色を含んだ、淡い雪のこと。
これが降ると、もう積もるような雪は普段なら
降ることはなくなるのだソウナ。



越後の国などで言われてたもの。実際のところは
大陸からの風による黄砂が混じることで色がついた雪で、
浅間山とは無関係の雪。






ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
べちょべちょなスノー。「のりゆき」さんです。

のりゆき 海苔雪

春のお彼岸の時季前後に突然降ることのある、
べちょべちょした雪のこと。


海苔・雪の意味だそうで、これが発生すると海苔(のり)が海に生まれる、
べちょべちょ多く降ると海苔が豊作になるなどと言われてたりもしたソウナ。


越後の国などで言われてるもので「彼岸の海苔雪」(ひがんののりゆき)などとも称されます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴかするすじ。「やなぎびき」さんです。

やなぎびき 柳びき

夜に海の波のうえに、ぴーっと引っかいたような
細い筋状のふしぎな光が見えるといったもの。


三浦半島などで言われてたもので、漁師さんたちによると、
鰯(いわし)の群れがぴかぴかと白く光る現象なのだソウナ。
プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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