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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
南の島のひーぼーぼー。「かんか」さんです。

かんか 寒火

漢字で書くと「寒火」で、寒焔(かんえん)とも
南の海にある蕭丘(しょうきゅう)という島に毎年
自然に出て来るという冷たい火です。



春になるとあらわれて、秋になるとなくなるといいます。




生物や植物が焼けて灰や炭にならないことから
「冷たい」ということなのだと見えます。
山から出る火ということから、広く地中から出る気体
「ようえん」(陽焔)「かざくそうず」(風臭水)などが燃えることについて
「寒火」と称されることも多いです。


『斎東野語』に「有温泉 無寒火」とあるように
字の見た目から「りょうか」(凉火)と同様なものだとされたり、
高熱をもたずに発光する「いんか」(陰火)や
「れいえん」(冷焔)と同義のものを示したりすることもあります。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こおりんファイアー。「りょうか」さんです。

りょうか 凉火

漢字で書くと「凉火」で、「凉焔」(りょうえん)とも。
触ると冷たい火のこと。



温泉(生じてる水なのに冷たくないもの)の対極の存在として、
同様にあってもよさそうなのに世にまったく存在しない火
――というたとえで語られたもの。
陽火・陽焔はものを燃やすことが出来る火ですが、
凉火・凉焔は燃やすことは出来ないようです。
『愈愚随筆』(巻2・温泉)では「凉火」には「ひゆるひ」(冷ゆる火)
という傍訓がつけられけてます。



いっぽう、陰の気がつよい北の果てにはある、
蕭丘(しょうきゅう)の「かんか」(寒火)はこの凉火にあたると語られることもあります。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こわいものがこわくはなくなることもある。「ぶつそん」さんです。

ぶつそん 物蹲

漢字で書くと「物蹲」で、うずくまってるもの――といった具合。
真っ暗なところにうずくまってるよくわからないもの。




むかし、夜に家へ帰って来たひとが、門口に何かがうずくまってたので
「猪狗類」(ぶた・いぬみたいなもの)だと思って杖でなぐりつけて追っ払いました。
しかし、逃げ去ったそのすがたを月明りによく眺めてみると、
おそろしい虎だったソウナ。




はじめからあたまのなかに「こわいものだ」と思ってもないと、
現実のものに対してすら「おそれる」ということは生じない、という
たとえとして良く示されます。





『東坡文集』におさめられている文のなかに
「有物蹲 其門以為猪狗類也 以杖撃之 即逸去 至山下月明所 則虎也」と記されてるはなしで、
日本でも『訓蒙故事要言』(巻8)や『愈愚随筆』(巻9)に載せられてひろく読まれてました。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
わわわんわんわん。「せんもう」さんです。

せんもう 仙尨

漢字で書けば「仙尨」で
仙人たちが暮らしてるような仙境に暮らしてる
もわもわした犬たち。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
わんわんぎゃんぎゃん。「しゅこもう」さんです。

しゅこもう 守戸尨

漢字で書けば「守戸尨」で
鬼神や仙人たちの城や庵を警備してる犬のこと。





ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
毛色に差があります。「しょうじょうもう」さんです。

しょうじょうもう 猩々毛

漢字で書くと「猩々毛」で「猩毛」(しょうもう)とも。
「しょうじょう」(猩々)の毛からつくられてるという毛筆のことです。


猩々たちは毛が真っ赤だということから、
「鮮紅な毛」であると想像されたり描写されたりすることがあるいっぽう、
「黄色い毛」であるとする現実的な記録が存在してたりもするので、
想像されるものと現実のものとが入り混じってる毛筆でもあります。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
空中に描いておくれ。「きゅうりゅうふ」さんです。

きゅうりゅうふ 九竜符

漢字で書くと「九竜符」で
遠い土地に出かける前に空中に9本の線を重ねて描くようにするおまじない。
これをしておくと悪いもの(邪魅や精怪)をさけることが出来るといいます。


『事林広記』などには横に5本、縦に4本の線を重ねて描くことが示されてます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
のりものだケロ。「きせん」さんです。

きせん 騎蟾

漢字で書くと「騎蟾」だケロ。
仙人や鬼神たちが乗りまわしてる蟾蜍(せんじょ)のこと。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
通算8600番台に入りました!!「かんせん」さんです。

かんせん 寒蟾

漢字で書けば「寒蟾」で
月にいる蟾蜍(せんじょ)のこと。


お月さまそのものも示す呼び名の一ッでもあります。
蟾蜍はひきがえるのことで、蟾宮(せんぐう)も月宮殿の異名。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
こころに入り込め。「かくじん」さんです。

かくじん 客塵

漢字で書けば「客塵」で
人間を悪や欲にみちびくものたちのこと。




無数にあることから「塵」にたとえたもの。
「客」は外部から入って来て生じるという意味で、衆生のこころの中に
最初からあるものではないという意味だといいます。「客塵煩悩」とも。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
みじんこクゲクゲ。「くうげ」さんです。

くうげ 空華

漢字で書くと「空華」で
不意に目を上げたときに見えることのある
ふわふわとした空に浮かぶ花びらのようなもののこと。




目のなかにあるダケで実体として存在しないもの・空虚なものであることから、
転じて身体から生じた煩悩や妄想のことを示したりもします。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
もわもわマウンテン。「さんりんいき」さんです。

さんりんいき 山林異気

漢字で書くと「山林異気」で
山や林から発生するあやしい気。
ちみ」(魑魅)たちの生まれるモトになってます。

「山林異気所生 以為人害」(『史記』五帝本紀 集解)
「山林異気所生」(『周礼注疏』)
「魑魅 山林異気の生ずる所 人の害を為す者」(『標注 唐宋八大家文読本』)
「魑魅 山林異気の生ずる所 人の害を為すばけもの」(岩井真二郎『国史略字引大全』)
――といった具合に、
「魑魅」や「魅」、「山神・木魅」の解説として、
註の文には常連のように出て来ます。


プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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