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氷厘亭氷泉の活動やラクガキをいろいろお届けしているブログです。
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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
びゅおぉぉぉぉぉぉ。「さんがつみっかのかぜ」さんです。

さんがつみっかのかぜ 三月三日の風

3月3日の天気が風の強い荒天だと、その年には
梨(なし)の虫たちがたくさん発生して被害が多い
とむかしは考えられてました。





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ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
河童たちの嫌いリーフ。「ゆうがおのはっぱ」さんです。

ゆうがおのはっぱ 夕顔の葉っぱ

夕顔(ゆうがお)の葉を身につけておけば、
「かっぱ」(河童)などに襲われず、水難よけになると語られてました。



越後の国の頚城郡では、これを身につけておいたり、
おしりに貼りつけておけば、海で泳いでも河童に「きも」(胆)を取られない
といわれてたそうです。



夕顔は、河童たちの苦手な植物とされることが多いようです。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ONI3ZYA2。「おにこさんびきじゃのこがにひき」さんです。

おにこさんびきじゃのこがにひき 鬼子三匹蛇の子が二匹

悪い子たちの集団のこと。小正月やもぐら打ちをはじめとした
年中行事で子供たちがくちずさむ唄の文句などに出て来るもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぴかぴかぴかー。「みっつのひかりもの」さんです。

みっつのひかりもの 三ッの光物

むかし越後の国の倉塒山にある「土蔵穴」と呼ばれるふしぎな穴から
飛んで出て来たというひかりもの。強い大風と共に出て来て、
やがて近くの村に落下したといいます。



越後の国の蒲原郡の三光村や蔵光村の
地名のモトになったとされてたもの。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
さがしてもない松。「しちようのまつ」さんです。

しちようのまつ 七葉松

越後の国の加治山に伝わるもの。
山のなかのどこかに、葉っぱが7つになってる松の木があるんだソウナ。
落ちてる葉っぱダケを見つけたというひとがいた、
木を発見しけたけれど二度とその場所にたどりつくことが出来なかったひとがいた、
などと語られます。



むかし、天からもたらされた宝物の玉を
とのさま(佐々木盛綱)が埋めて、そこに五葉松(ごようのまつ)を植えたのですが
それが変じて七葉松になったと伝えられてたそうです。

ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
どっこいどっこい。「あさまやまのおに」さんです。

あさまやまのおに 浅間山の鬼

上野の国で麦打ちの作業をするときに
うたわれてた唄の文句に出て来るもの。
大きなおならをたれます。



「浅間山から鬼が尻(けつ)出して、
 鉈(なた)でぶっ切るような屁をたれた、どっこいどっこい」
などと唄われます。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
ぶっこめぶっこめ。「あかぎやまのおに」さんです。

あかぎやまのおに 赤城山の鬼

上野の国で麦打ちの作業をするときにうたわれてた
唄の文句に出て来るもの。大きなおならをたれます。



「赤城山から鬼が尻(けつ)突ん出して、
 鉈(なた)でぶっ切るような屁をたれた、ぶっこめぶっこめ」
などと唄われます。
ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
やたらめったら多い場合は。「ひでりのしじみ」さんです。

ひでりのしじみ 旱の蜆

蜆(しじみ)がいっぱい発生して、
たくさん捕れることがつづく年は、
夏ごろから旱魃が長くつづく――と、言われてました。



陸奥の国などで言われてた、農作に関連した伝承の一ッ。




ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
音で払え。「ひょうらんぐも」さんです。

ひょうらんのくも 雹嵐雲

雹(ひょう)をばらばらたくさん降らせる雨雲たち。


上野の国などでは、むかしは雹が降って来たり、
こういう雹嵐をもたらす雲が近づいて来ると、
鍋など金属で出来たものをガンガン打ち鳴らしながら大声を出したり、
弾を込めてない鉄砲を撃っ放したりして、これを
追い払う・追い飛ばすことが行われてました。








ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
料金所です。「ろくどうのつじのきどせん」さんです。

ろくどうのつじのきどせん 六道の辻の木戸銭

亡くなったひとに対して、
棺に入れてあげたり頭陀袋に入れてあげたりする銅銭のことで、
あの世へ行くときに通る六道の辻の通行料
として持たせてやるものだと言われてました。



三途の川の渡し賃とは別の言い回しとして確認出来たりします。
六道の辻に街道にあったような「木戸」があるという想定の種類のもの。



ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
植物性。「さんずのかわのわたしせん」さんです。

さんずのかわのわたしせん 三途の川の渡銭

芋(いも)や大根(だいこん)を切ったものを
棺に入れてあげることで、三途の川を渡るときの通行料として、
亡くなったひとに持たせてやるものだと言われてました。



石見の国などで言われてたもの。
これが行われてる地域内でも普通に銅銭が用いられてもいます。


ほんじつの「和漢百魅缶」へのアップは、
あくまをはらう、「あくだらのき」さんです。

あくだらのき 悪多羅の木

降魔や魔よけなどに用いるとされてた陸木。
枝などにとげとげがあることが魔よけになると考えられてたようです。


修験道などで用いられてたもので、悪多羅は針桐(はりぎり)のこと。
西海道あたりの神楽でも「あくだら」や「あくたれ」
「あくたな」などの呼び方に変形しつつ
板(ばん)の材質を示す詞章に用いられてもいるようです。



プロフィール
■雅号
氷厘亭氷泉(こおりんてい ひょーせん)
■職業
イラストレーター
絵草紙&錦絵研究人
まんが描き
こっとんきゃんでい 主宰
山田の歴史を語る会 同人
新・妖怪党 党しゅ
■自己紹介
ちッちゃかわいいキャラや、ドット絵、ゲーム系のイラスト、妖怪、和物など多岐色々に描いたり、紙もの、立体もの、デザインものなどなどグッズを造ったりしております。

■ PIXIV
■ instagram
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2019年5月より、Tシャツトリニティでシャツを展開させてます。


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